東京トウモロコシが上昇しております。この上昇は、ミネアポリス取引所に上場しています春小麦が上昇していることから、穀物市場が全体的に堅調になっている現れです。ただし、ここからは再度売り方針とします。
5月に入り東京トウモロコシの22500円以上は売り方針とし、6月27日の21500円を下回ったところは、これから受粉期入りすることから、安値を売る必要はないとしました。7月に入り、小麦上昇でシカゴコーンは買われ、シカゴコーンも上昇しているため、売りのチャンスと考えております。しかも、高温乾燥といったニュースが入っておりますが、産地の最高気温は30度前半、若しくは20度後半と低く、高温ではないという事になります。シカゴコーンにおけるファンドが買いポジションを増加させていることから、材料が付いて回っているだけであり、材料で相場考えると失敗すると考えております。因みにファンダメンタルズと材料は異なります。
上記のチャートは、シカゴ小麦がロウソク足、シカゴコーンが折れ線グラフになります。下段はシカゴ小麦とシカゴコーンとの比価になります。比価が、1.35を超えておりますが、昨年から今年の前半まで1.3~1.5で動いておりましたので、決してシカゴコーンが割安ではありません。しかも、トウモロコシの材料でなく上昇していることを考えますと、12日の需給報告の発表後に売られる可能性があると、私は考えております。
23200円以上は買われすぎの状況であるため、12日までの高値では新規売りをしていこうと思います。
※会員募集中です。2週間無料になるため、お気軽にお申し込みください。