天候相場を否定した需給報告の内容。

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 日本時間本日午前1時に、米農務省から需給報告がありました。その内容は、皆様ご存知のように旧穀の期末在庫が増加、そのため新穀の期初在庫が増加し、新穀の作付面積も前月に比べ90万エーカー増加したことから、更に生産高が増え、期末在庫が23億2500万Buと前月見通しに比べ2億1500万Buの上方修正となりました。

 ミネアポリス取引所に上場されています春小麦の価格が高騰したことで、シカゴコーンが連れ高し、東京トウモロコシも23000円台まで買われ、結果的に需給報告発表後に暴落は、意外と分かりやすい相場でした。以前から、需給報告前後が高値の急所としていたため、7月11日にはほとんどのお客様に東京とうもろこしを売っていただきました。お客様は、本日利益確定していただきましたが、基本は売り方針に変わりありません。今回の数字が覆されることはなく、来月の米農務省に需給報告までは、弱気の数字が付いて回ると考えております。その中で、毎週月曜日に報告されます作況報告で、作柄良以上が低下するようならば、相場の反発の可能性も考えられますが、既に作柄が65%まで低下しているため、恐らくここからの低下は期待できないこともあり、戻りは鈍いと考えております。

 上記のチャートは、東京トウモロコシの日足になります。それに乖離率を加えたものです。まず、上段の日足を見て頂きますと、6月27日の安値21380円を0として数えた場合、7月11日の高値が9日目でした。そのため、売りで対応しました。しかも、下段の乖離率は5%近くと、東京トウモロコシにしましては買われすぎとなっているため、需給報告前にもかかわらず売りポジションを持ちました。

 今後も売り場を探していこうと思いますが、今月いっぱいは波乱含みと考えているため、〇〇〇〇〇円以上は消去しながら、売り場を探していきます。

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