以前から東京トウモロコシは、狭いレンジながら買い方針とお伝えしてきました。正直、その通り狭いレンジとなっております。
本日、米農務省から需給報告があります。事前予想では、単収が上方修正されるものの、期末在庫は下方修正なれるとのことでした。期末在庫の下方修正予想は、恐らく輸出が伸びると予想しているのでしょう。単収が上方修正予想は、ここにきて作柄の良以上が改善されているからだと考えます。
市場参加者は、どちらに意識したかと考えますと、単収の上方修正でしょう。なぜならば、シカゴ市場でファンドは売りポジションを増やしており、そのため11日の価格は3セント以上安くなっておりました。それならば、サプライズはどちらに動くかです。上記のチャートはシカゴコーン日足に取組を組み合わせたものです。ご覧いただくと直ぐお分かりになりますように、9月以降取組が増加しております。価格帯は横ばいです。つまり、9月以降からファンドが徐々に売っていることを表しております。
そうしますと、仮に単収が上方修正されず、期末在庫が下方修正された場合、ファンドのショートカバーが出やすくなります。そうしますと、シカゴコーンで〇.〇ドルまで反発が意識されます。しかしながら、以前から指摘していますように、今は収穫期です。収穫遅れが目立ちますが、必ず収穫されることから、上値では売り物が待ち構えていることも意識しておくべきでしょう。
一年間の相場の天井は、天候相場で出やすいため、シカゴ4ドル、東京23000円台はないと考えております。
東京トウモロコシは、フットワーク良く利食いするのが良いと思います。
※会員募集中です。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。