東京金は、昨日お伝えしたように、売りはもうしばらく様子を見ていきたいと考えております。
さて、本日は東京トウモロコシのコメントをします。
先週末に、米農務省から需給報告があり、単収、生産高、期末在庫において上方修正されたため、私自身上値が重いと考えております。最終生産高の発表が終了したわけですので、2017年ー18年の供給は決定したという事になります。そうしますと、期末在庫が過去最高となった現状で、相場を押し上げる要因は海上運賃、円安しか考えられません。正直、今すぐに円安に動くとは考えられません。海上運賃も昨年12月中旬から売られてきており、ここから海上運賃が上昇するとは考えにくい。そう考えますと、やはり今の時期の東京トウモロコシ上昇はないものと思われます。
相場の買いを考えるのならば、2月中旬に予定されております穀物フォーラム以降、来年度作付面積意向面積の予想で、下方修正の予想が煮詰まるようならば、春に高値を付ける相場も考えられますが、3月末の作付意向面積は、シカゴコーン価格が低迷していることもあり、恐らく米農家は思い切って作付を減少させることはないと思われます。よって、とりあえずは2月中旬までは売り方針継続、その後は価格によって考えていきます。
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