東京トウモロコシは、基本売り方針ですが、金融市場全体的に堅調で推移しているため、売り叩かれにくい相場であると考えております。ドル安。¥・NY原油高が、シカゴコーンの支援要因となっており、東京市場でも商社系の目立った売りが出ていないことから、高値波乱と予想しております。しかしながら、過去最高の地上在庫である事、シカゴコーン3.5ドルを上回っていることを考えますと、上昇の伸びしろは無いと考えております。ただし、その一方で、シカゴコーンにおいてファンドが売っている事により、下げ渋っているようにも思えます。
いずれにしましても、来月中旬以降には南米の天候から、米国の作付面積の予想が出始めてくることもあり、徐々に米国の天候相場に突入することになりそうです。ただし、昨年同時期では期末在庫が23億5500万Bu、今年は24億7700万Buあることから、今年の天候相場は昨年7月11日に付けた23400円の高値を更新するとは思えません。よって、売りポジションは維持しながら、時期を待ちたいと思います。
因みに大豆とコーンの比価が2.73であるため、市場は2018年度のトウモロコシの作付面積は下方修正され、大豆は上方修正されると予想しております。ただし、シカゴコーンの価格だけを見ますと、私自身トウモロコシの作付面積を減らすとは思えません。むしろ、米農家にとってはトウモロコシを栽培しやすいと考えております。
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