東京金・東京白金・東京トウモロコシの見通し。

 東京金は、円安がサポートとなり、売られにくいため、買い方針継続としました。ただし、円安=ドル高であるため、NY金の上値は限定的であり、一方向には動きにくいとお伝えしてきました。予想通り、狭いレンジ内の動きとなっております。基本は買い方針ですが、吹き値では売りも視野に入れていこうと思います。その理由としましては、米国のロシアへの制裁が延期され、北朝鮮の核実験中止の報道などが、NY金の上げ足を弱めることになりそうです。ただし、その事だけがNY金の買い要因ではないため、もうしばらくは底堅い展開が続くと予想します。

 東京白金も金同様、一方向に動きにくい。先日、米国のロシアへの制裁についてコメントしましたが、その制裁が延期になったことから、懸念が後退し、NY白金が伸び悩みを見せております。しかも、NYダウが25000ドル手前で失速したのも、上値を重くしたように思います。しかしながら、買い方針は継続です。やや、独自材料に欠けますが、内外のファンドが弱気をしており、東京市場では円安が相場を底堅くさせると考えております。もうしばらくしますと、ゴールデンウィークに突入することもあり、欲張らずに利食いも視野に入れる良いでしょう。

 東京トウモロコシは、原油高・作付遅れ、円安が相場をけん引しているように思います。売り狙いを考えておりましたが、なかなか売りの形にはならず、このような価格帯で推移するようならば、来月10日の需給報告が点・ポイントになりそうです。今週から米国では作付に進展があると考えてりますが、今月の作付遅れを来月10日の需給報告で単収として評価されることでしょう。そうしますと、単収が過小評価、作付面積が8800万エーカーであるため、強気の内容が出てくる可能性があります。そこを視野に入れて臨むのが良いでしょう。引き続き、売り場探しをしていきます。

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