本日は、手短にコメントします。
まず、本日急落しました東京トウモロコシですが、昨日正直26000円台まで戻したため驚きましたが、今朝方発表されました作付進捗率&作況報告を確認しますと、上値は重くなると考えております。作柄の良以上が79%であり、昨年同時期の同65%を大幅に上回りました。そうしますと、5月に米農務省から発表されました需給報告の中で、単収174Buは過小評価に思えます。この作柄状態が来月12日(6月需給報告)まで継続するようならば、恐らく単収は〇〇〇Buを超えてくると予想します。それまでは売りで対処していきます。
次に東京金ですが、やはり上値の重い展開となっております。NY金が上昇しない限り、東京金の上値も限定的と考えております。しかも、NY金が上昇する材料が今のところ見当たりません。米朝の首脳会談が、6月12日を中止、延期、実行などの材料で市場は揺さぶられていますが、そもそも両首相は、非核化に向けた話し合いを行う意思があり、昨年のような核実験・ミサイル発射のような状況とは異なります。しかも、イタリア政治不安で昨日NY金が反発した場面もありましたが、昨年はユーロ高がNY金をけん引したため、今回のユーロ安はNY金の上値を圧迫する要因になります。しかも、6月にFOMCを控えていることから、米利上げ濃厚という事もあり、ファンドはわざわざ買い上げることはしないでしょう。よって、東京金も〇月〇〇日までは、上値の重い展開を予想しております。
東京白金ですが、買いポジション維持です。欧州の政局不安からユーロ安となっておりますが、NY白金900ドルを維持していることは評価していきたいと思います。政治リスクが後退しますと、NY市場におけるファンドの買戻しが、入りやすくなると予想します。今は、時間との戦いになります。
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