東京トウモロコシは、売り方針です。一部のお客様には、24000円台で売り売りでお話ししておりますが、なかなかその価格まで買われにくい。
今週12日に米農務省から需給報告があります。その内容で改めて、供給過剰を確認することになりそうです。若干整理していきたいと思います。作付面積、3月の意向面積では8837万2000エーカー、6月の推定面積は8912万8000エーカーでした。74万6000エーカー増加したことになります。単収174Buならば、生産高が約1億1800万Bu増加することになります。単収176Buならば、約1億2000万Buの増加になります。
次に、四半期在庫ですが、6月1日時点で53億594万Buでした。3月1日時点では88億8800万Buでしたので、3か月で35億8206万Bu消費したことになります。この数字は、9月1日時点で旧穀(2017-18年度)の期末在庫という事になります。6月の需給見通しでは、その期末在庫が21億200万Buでした。6月1日時点に比べますと、32億394Bu消費されることになります。果たして、6月~8月にそれだけ消費されるか疑問です。米中戦争の影響も出てくると考えております。
旧穀の期末在庫が増加しますと、当然新穀(2018-19年度)の期初在庫が増加することから、更に新穀の期末在庫が増加することになります。そうしますと、シカゴコーン12月限3.7ドルが高いか安いか評価されます。
弱い話ばかりしておりますが、本日朝方発表されました作況報告で、良以上が75%と前年よりも10ポイント上昇しておりますので、単収が下方修正されるより、上方修正になる可能性が強いと考えております。いずれにしましても売りで対応していこうと思います。
テクニカル面でも、売りと考えております。
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