東京トウモロコシは、まだ大豊作は織り込んでいない。

 東京トウモロコシは、売り方針継続とします。短期的には、24000円~24500円のレンジと予想しておりますが、上抜け、下抜けに付いて行くのが良いと考えます。その動きが出てくるとしましたら、10日の需給報告の内容次第と考えます。

 昨日の需給報告事前予想では、生産高144億1700万Bu(前月見通し142億3000万Bu)、期末在庫16億3000万Bu(同15億5200万Bu)となっております。単純に、この数字で計算しますと、単収は177Bu/1エーカー当たり(同174Bu)。仮に、この数字が発表されますと、売られやすくなると考えます。しかも、輸出がどれだけ増加しているかがポイントになります。もし、増加していないようならば、レーショにング(価格上昇により需要減少)が意識され、上値が重くなることでしょう。

 

 東京金は、もうしばらく下値模索の展開を考えるしかなさそうです。以前のコメントでは、満月底で新月11日までは戻り(反発)を入れると予想しておりましたが、前々戻してくれません。ドル安が、最大の金の買い材料になりますが、なかなかドル安になりにくいのが金にとってはネックです。新興国通貨に資金が戻るようならば、金は意外な反発(上昇)を演じる可能性もあります。ここは、いつでも反発を意識しながら、相場の動向を確認していきたいと思います。

 東京白金は、買いと考えておりますが、なかなかパッとしない動きです。NY白金ETF保有残高は増加しているため、徐々に資金が流入していると考えております。しかし、金同様、ドル高が正直上値を抑えています。三角持ち合い継続中ですが、私自身は上抜けると予想しております。

 

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