本日は、全体的に大きな動きをしました。ご存知のように、米国長期国債利回りの上昇を嫌気し、NYダウが大幅下落となりました。そのため、リスク回避の円買いが進み、国内商品も全面安となりました。しかし、中でも本日堅調に推移していましたのは、東京金でした。昨日の米国金ETF保有残高を見ますと、8.8トン増加しておりました。恐怖指数(VIX指数)が43%上昇していたため、円買い以外でも金買いに市場が動き出したように思えます。今回、上記で述べましたように米国長期国債利回り上昇、それに対し、米トランプ大統領の米国利上げ避難を今後の要因とするのならば、NY金の上昇に期待ができると考えております。いずれにしましても、昨日もお伝えしましたように、ドル安がNY金の上昇要因になりやすいため、ドルインデックス95ポイント割れ、もしくは94ポイント割れを演じない限りは、一進一退の動きが続くと考えております。ただし、買い方針とします。
本日は東京トウモロコシのコメントをします。日本時間12日午前1時に米農務省から需給報告があります。その事前予想を見ますと、生産高148.51憶Bu(前月見通し148.21Bu)、期末在庫19.32憶Bu(同17.74憶Bu)と上方修正となっております。この数字を見ますと、おそらく貿易摩擦懸念により需要停滞を計算したように思います。正直、事前予想通りの数字が出てくるかを確認する必要があります。本当に期末在庫が19億Buを超えるようならば、そこから売っても遅くはありません。しかも、収穫率が50%(7日時点34%)を上回ると、ハーベストプレッシャー(米農家の現物売り)の圧力が強まり、上値が重くなることでしょう。よって、需給報告発表後〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円までイレギュラーで東京トウモロコシが反発するようならば、新規売りを仕掛けてみても良いでしょう。それ以外は、材料確認後、事前予想通りならば新規売りを考えていきたいと思います。
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