東京トウモロコシは、売り方針。昨日もコメントしましたが、22日の感謝祭前にシカゴ市場でポジション調整が出ております。ただし、そのきっかけとなりましたのが、11月8日の需給報告になります。米国の需給内容はほとんど変化はありませんでしたが、世界の需給内容で中国の期末在庫が倍以上となったことから、下げ足を強めました。この期末在庫増加に対しては、懐疑的な見方も出ております。と言いますのも、2017-18年度の期初在庫が一気に増加したのです。どこにそれだけの在庫があったのか不思議です。さすが中国です。
ただし、この修正がない限りは、数字が相場を表します。つまり、世界需給の緩和により、今後も上値が重くなることでしょう。よって、シカゴコーン3.7ドル以上は考えにくいと解釈しております。東京トウモロコシは、引き続き売り方針とします。戻りが欲しいところです。
東京白金は、買い方針です。相場は基本中立ですが、同じ白金族系のNYパラジウムが高値更新していることから、白金の割安感が出てきます。ましてや、前回買い上げたファンドの手じまい売りが出たことにより、相場は上がりやすくなっているようにも思えます。白金は、今まで買うと裏切られていた相場であるため、今では一般投資家もそれほど強気していません。つまり、買えなくなっている相場であることになります。相場は、人気と逆行するケースがあります。市場が強気になりますと下がりやすく、弱気になりますと上がりやすくなります。そう考えますと、白金を弱気することはできないということになります。
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