東京トウモロコシは、売りスタンスで見ておりましたが、ここにきて23000円を回復してきました。以前もコメントしましたように、23000円を上回ったため、やや一呼吸置きたいと思います。
今回の上昇の要因は、今現在行われています米中通商協議に対して順調に進んでいるとの見方が出たためと、考えております。しかも、米政府機関一部閉鎖が続いているため、11日に予定されています米農務省の需給報告が見送られる可能性もあり、下がる要因が今のところありません。しかし、需給要因を考えますと、以前にもお伝えしていますが、中国の期末在庫が大幅に増加したことや、米中貿易摩擦の影響から来年度のとうもろこし作付面積が増加する可能性もあるため、上値には限界があると予想しております。
いずれにしましても、米中通商協議の内容を確認したうえで、今後判断していきたいと思います。
東京白金は、昨日突っ込みでお菊様に買い拾っていただきました。実際、人それぞれ考え方があります。本日のように株式市場が上がっているにもかかわらず、白金は上がらない。(上値が重い)同様、パラジウムが上がっているのに、白金は上がらない(上値が重い)。株・原油・パラジウムが下落したら、白金は大きく売られるのではとの見方になることでしょう。しかし、相場は振り子の原理であり、大きく上昇してない相場が、大きく下落するとは思えません。しかも、今現在NY白金は、リーマンショック以降の安値近辺で推移しており、さらに下落する相場とは思えません。ここ最近の東京白金は、金とパラジウムに引っ張られていると考えております。パラジウムが高いため買われやすいものの、金の上値が重いことから白金も上値が重くなっているように思います。今の東京白金は、時間が必要と考えておりますが、FRBの米利上げ打ち止め観測(1月29日・30日のFOMC声明文、記者会見)、イギリスブレクジット交渉進展の材料が伝わりますと、価格の代替わりも考えられます。ここは、まだ勝負せずに、コツコツと買い玉を仕込んでいきたいと思います。
※会員募集中です。2週間無料になっているため、お気軽にお申し込みください。