東京トウモロコシは、来週の月曜日から売り狙いか!?

 東京トウモロコシは、来週売り場探しを考えていきます。ここ最近の東京市場を見ますと、米中貿易摩擦懸念が後退したことを受け、期先中心にファンドの買いが集中していました。今回の急落は、14日に米農務省が発表しました週間輸出成約高(1月3日までの1週間)が事前予想レンジを下回っていたことや、米トランプ大統領がメキシコとの国境の壁に、強引に踏み切ることから売られたように思います。今やメキシコは日本を上回るほど米国から穀物を輸入しています。国境の壁の影響から新貿易協定が結ばれ、そのためにメキシコの輸入が減少する懸念もあります。

以前から私が懸念している要因は、以下の通りになります。

破産相次ぎトランプ憎しに転じ始めた米大豆農家

 このことから、米農家は大豆からコーンに作付けをシフトすることになりそうです。もし仮に米中貿易摩擦懸念が後退したからと言いましても、3月1日の最終期限から60日の延長、つまり4月いっぱいまで掛かるということになりますので、既に米農家は作付けを始めており、恐らくトウモロコシの作付け意欲が増すことでしょう。

 そうしますと、シカゴコーン3ドル後半の価格は高いと考えており、今ではバルチック海運指数も低迷、円安が一服しますと、3月末までに東京トウモロコシ〇〇〇〇〇円まで下落することが予想されます。よって、来週発会2020年3月限の戻りを売りたいと考えております。

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