東京金・東京白金ともに、昨日コメントしましたように大きな相場はないと考えております。つまり、逆張り主体で考えるのが無難のように思います。
さて、本日は東京トウモロコシのコメントをしたいと思います。基本、売り方針としていましたが、正直「ここまで上昇するか」と思っております。シカゴ市場の動きはほとんどありませんが、東京市場においてファンドが再び買いあおっているように思います。シカゴコーン中心限月(5月限)の3ドル80セントは高すぎると見ておりますが、恐らくシカゴ市場で5月限から7月限にファンドが乗り換えているため、このように上昇していると思います。そのため、主産地の洪水の影響から作付けが遅れる、若しくは、今月末に発表されます作付意向面積が、洪水の影響で予想より増加しないのではとの材料が出ているように思います。なぜ、作付けしていない状況でここまで材料視されるのかは分かりませんが、その影響で高いようならば、前々から思っていました春高相場になるかもしれません。つまり、夏場(7月)の天候相場ではなく、4月高相場による天候相場不発の可能性も出てきたことになります。既に、天候プレミアムを買っているように思います。
2018年度のトウモロコシの単収は、なんだかんだ言いましても176.4Buでした。つまり、作付面積が100万エーカー増加するごとに、生産高は1億7000万Bu増加することになります。
よって、今週いっぱいは、東京市場におけるファンドの新規買いが入ると予想しているため、3月29日までに大幅上昇した場面を狙って売りを考えたいと思います。
※会員募集中です。2週間無料になっているため、お気軽にお申し込みください。