本日は、簡単に東京トウモロコシのコメントをいたします。
その前に、東京金ですが、メキシコ関税引き上げ見送りや日本国民の金売却などにより、上値が重くなると思います。しかし、依然として市場の利下げ観測が強まっていることから、NY金の下値にも限界があると考えております。既に利下げに対して織り込まれている感もあるだけに、当面は高値を買っていく相場ではありませんが、NY金が売られた場面では、東京金を買い拾うのが良いでしょう。東京白金は、依然として考え方に変わりありません。
さて、東京トウモロコシですが、朝方に発表さえました作付け進捗率と作況報告を見まして、唖然としました。作付け遅れは既に材料視されているため、83%進んでいることが強い材料にはなりにくいと思います。しかし、作柄の良以上が59%であることは、最悪の状態であると考えるべきでしょう。単収に直結しやすい作柄の悪化は無視できず、本日発表されます米需給報告で、単収が前月の176Buよりどの程度下方修正されるか見ものです。大幅下方修正ならば、7月受粉期も控えていることから、シカゴコーンは底堅く推移することと考えております。ただし、相場の分岐点は4ドル。4ドルを下回ると、全ての悪材料を価格が織り込んだと判断し、考え方を変えますが・・・。
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