東京トウモロコシは、先週末に需給報告が農務省から発表されました。その内容は、正直、目を疑いたくなるような数字でした。
2016/17年度 前月の見通し
作付面積 : 9410万エーカー ( 9410万エーカー)
単 収 : 175.1Bu ( 168.0Bu)
期初在庫 : 17億0600万Bu ( 17億0100万Bu)
生 産 :151億5300万Bu (145億4000万Bu)
供給合計 :169億0900万Bu (162億8100万Bu)
飼料用 : 56億7500万Bu ( 55億0000万Bu)
食品・種・工業用: 66億5000万Bu ( 66億5000万Bu)
内エタノール : 52億7500万Bu ( 52億7500万Bu)
輸 出 : 21億7500万Bu ( 20億5000万Bu)
消費合計 :145億0000万Bu (142億0000万Bu)
期末在庫 : 24億0900万Bu ( 20億8100万Bu)
在庫/消費率 : 16.6% ( 14.7% )
事前予想もかなり弱気の数字ではありましたが、更にそれを上回る数字となりました。大大豊作です。しかしながら、なぜ下がらなかったのかです。もし仮に、このような数字が出たのであれば、私の経験則では、下髭にはなりません。ただし、下がらないで3.3ドル台まで戻るということは、既に市場がこのくらいの数字は視野に入れていたということになります。しかも、ファンドが新規売りを増やし、買い玉は減少していたため、サプライズにはならなかったということでしょう。先週末に発表されましたCFTC明細によりますと、9日時点で5,412枚の買い越しまで減少してきました。これでは下がらないですよね。新規売りを増やすには、パイを増加しなければいけません。買いを減少させるのは、今あるものを投げ売るため、どちらが下がりやすいかと言いますと、後者の方になります。そう考えますと、今回の材料をある程度織り込むようならば、東京市場では〇〇〇〇〇円まで買われる可能性があります。その戻したところを売るのは良いのですが、19000円台は弱気せずに相場を組み立てていきたいと思います。
2週間会員サイト無料となっております。お気軽にご参加ください。