3商品のボリンジャーバンド解説。18:27

 昨日の海外市場は、中国の緩和期待や、EU圏のGDPが市場予想を上回った事、米国企業決算が好調であったこと、月末のポジション整理が入ったことなどを受けて、本日の日本市場も堅調に推移しました。

【大証金】

 大証金は、本日も大幅高になりました。一切売りは考えていないので問題はありませんが、押し目の水準を切り上げて考えたいと思います。金については、需要の背景に中央銀行の根強い買いがあり、大口投機家は目立って買っていないことから、ショック安にはなりにくいと予想しております。そのため、引き続き、押し目買い主体で考えたいと思います。

 こちらのチャートは、大証金日足と、普段私が使用しているボリンジャーバンドです。相場の勢いを確認するには、優れたテクニカルだと思います。一週間前は、一目均衡表について解説しました。

このテクニカルを見ますと、大証金の勢いが一目でわかります。ただし、バンド幅が拡大しますと過熱を表し、縮小するとエネルギー蓄積を表します。このチャートでは、やや過熱感があると判断しております。そのため、一度押し目(下げても)を入れても不思議ではありません。このようなチャートの場合、σ=+1(上から3番目の線)を意識するのが良いでしょう。この価格帯(σ=+1)を下値サポートにするのか確認する必要があります。ちなみに、私は中心線まで下がるのを期待しております。

【大証白金】

 大証白金も本日大幅高となりました。明日にならないと何とも言えませんが、昨日のNY市場は月末ということもあり、大口投機家のショートカバーが出たように思います。私の予想では、4150円~4300円レンジでしたが、その上限を昨日50円ほど上回りました。このレンジを再び4200円~4350円に修正するかは、数日間確認しお伝えします。基本は、レンジ相場を予想しております。

 このチャートは、大証白金日足になります。大証金同様、ボリンジャーバンドを重ねてみました。

このテクニカルを見ますと、下限が切り上がっているのが理解できます。これは、二通りのパターンがあります。上昇相場の予兆と一定レンジ相場です。下限と中心線が切り上がり、上限が横ばいで推移している形を見ますと、当面下値は深くないとの予想がつきます。しかし、相場が上昇するには、もう少しバンド幅が縮小する必要があると考えます。よって、レンジを修正するかは別として、一定レンジ相場を予想します。

【日経225】

 日経225は、本日も堅調に推移しておりました。本日、お客様にはお伝えしましたが、レンジ相場の修正を行った方が良いと考えます。以前までは、32000円を相場の分岐点とし、31000円~33000円レンジを予想しておりました。しかし、33000円台を2日間維持していることを考慮すると、今月SQまでは大崩れは考えにくいと予想します。そのため、32484円を相場の分岐点とし、32000円~33800円レンジを予想します。しかし、

 こちらのチャートは、日経225ミニとボリンジャーバンドを重ね合したものです。先ほど、大証白金でも述べたように、下限が切り上げ始めています。しかし、上限も切り下げ始めています。この形は、先ほども述べたように徐々にレンジ幅が一定になるとの見方になります。しかも、このバンド幅が縮小した時は、エネルギー蓄積を意味するため、離れた方につくのが良いでしょう。よって、レンジ幅を切り上げつつも、一定レンジを予想。

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