大証白金について。18:15

 昨夕、イタリア政府が、銀行に対し今年に限り40%の超過利潤税を課税することを承認。そのため、ユーロ安の動きになりました。

 昨夜は、米貿易収支の発表の中で中国の輸出入が減少していることによる米中貿易摩擦懸念が浮上。ただし、このことに関しては、あまり材料として意識しなくて良いと考えます。

そして、格付け会社ムーディーズが、地銀10行を格下げしたことが、米国株式市場の重しになったようです。

このように弱材料が出ていることが、市場を弱気にします。(会員サイト一部抜粋)

本日は、プラチナに関してコメントしたいと思います。その前に・・・。

 大証金は、更に1~2日間の時間が必要と考えます。それまでに〇〇〇〇円付近の価格があれば、買い拾ってみるのも良いでしょう。基本は、買いスタンスです。

 日経225は、一番短期トレンドが緩やかになってきている商品です。そのため、基本は逆張り方針。売り玉に関しては、ストップロスとリミットを設定して取り組むのが良いでしょう。

【大証白金】

 私は、5月以降1回も強気しませんでした。基本、売り目線で臨んでいました。その理由としては、過去のコメントをご覧いただくとお分かりになりますが、NYプラチナ市場で大口投機家が大量買いポジションを維持していたからです。ポジションには限界があり、無尽蔵で買ったり売ったりはしません。新規と決済での相場の違いは、新規は持続性が高く、決済は数量によって単発に終わる可能性があるということです。

 今のNYプラチナは、どうでしょうか!?今回のNYプラチナ下落は、ドル高・ユーロ安、中国経済不安等が重なり、大口投機家が売りポジションを増やしてきたと考えます。

こちらのチャートをご覧ください。

 こちらのチャートは、NYプラチナの日足になります。①は、8月2日から7日までのロウソク足です。②は、7月26日から8月1日までのロウソク足です。②では、以前にも指摘したように、大口投機家の売りポジションが4744枚増加しました。つまり、ここから売り叩いていることになります。しかも、更に①の期間に価格が下がり、総取組みが8月1日に比べ6412枚増加していることを考慮すると、同筋が売り叩いている可能性が高いと考えます。ただし、翌日8日の出来高は推定25000枚を上回っていたことから、上記チャートの右から2本目のロウソク足では、ポジションが入れ替わっているように思います。

 

 一部のお客様には伝えしましたが、同筋の売りポジションは1年間見る限り、30000枚~40000枚まで増加するケースがあります。私の予想通りであれば、8月8日時点で30000枚を超えていると思います。

 

 前回5月に相場の下落を予想していました。それは、同筋が40000枚以上買いポジションを維持し始めたからです。当然、大口投機家は現物を扱わないため、買いすぎや売りすぎた分は反対売買で決済してきます。そのため、どこまで売るかはユーロ・ドル次第といったところでしょうが、ユーロ安・ドル高でもNYプラチナが下落しなくなれば、反発間近と予想しても良いでしょう。よって、ここからは突込み買いも意識していきたいと思います。

 

 ちなみに、上記チャートの③は同筋の買戻しによるものであり、④は同じく手仕舞い売りによるものです。材料がどうのこうのということではなく、相場を動かしている筋が何の材料で動いているのか理解することが重要になります。つまり、材料を並べるよりは、大口投機家・大口当業者の動きを重点的に予想することが大事であるということになります。

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