日本金融市場、底堅く推移するか確認。12:44

 ドル円は、上昇一服感が出ております。つまり、当面円安には動きにくいと予想しております。そのため、以前お客様にもお伝えしたように、〇〇〇円前後までの円高は視野に入れておくべきでしょう。

 テクニカルがドル高・円安の流れであれば、大口投機家は当然ドルを買って、円を売ります。しかし、その反面、テクニカルがドル安・円高になった場合は、同筋の巻き戻しによるドル売り、円買いが出やすくなります。今は、後者です。

そのことを踏まえて、日本金融商品をトレードするのが重要になります。

【大証金】

 大証金は、やはり9500円台まで突っ込んできました。本日、円高で40円以上下落していることを考慮すると、NY金上昇の勢いはないように思えます。別の角度から見た場合、ドル安のため、強気相場ならば、大証金は下げ渋りを見せるはずです。そのように考えますと、目先的なNY金上昇余力は乏しく、上値を追いかける必要はないということになります。とは言え、大証金のテクニカルが売り転換したわけではありません。そういったことから、基本9500円台は弱気しにくいところです。

【大証白金】

 大証白金は、本日大幅下落しています。やはり、4400円台を維持しにくかったようです。個人的には、もう少し上値があると予想していました。(4430円から下落)本日公表の米CFTC建玉明細を見ますと、やはり大口投機家の売りポジションが15000枚ほど減少していました。(11月21日時点)その後の取組み高が減少していたことから、さらに同筋売りポジションは減少していたと判断しております。ここ最近のNYプラチナは、同筋のショートカバーによるも反発だけであり、それが一巡すると失速してしまうケースが多々あります。そのため、ここからは底堅く推移するかを確認する必要があります。底堅く推移するとは、ドル高になってもNY市場が下がらなることです。(ドル安でNY市場が下落するのは弱気相場になります。)

 本日、大証市場が大幅安になっているのは、当然NY市場に力強さがないということになります。よく材料として、ドル安一服でNY市場下落と誤った伝え方をしていますが、強気相場はドル安一服でもドル安に変わりがないため、上昇します。強気相場ではないから、本日のような動きをします。

 個人的には、弱気するつもりはありません。買いスタンスで考えたいと思います。しかし、前々からお伝えしているように、今月いっぱいは上昇しないと予想しています。ここまでの反発は、11月中旬に下落した反動であり、決して強い相場ではありません。今年7月からの大証白金相場を見ても、数か月間4100円~4500円レンジで動いております。この相場が来月、来年以降上昇するためには、下限価格を引き上げていかなければいけません。つまり、4100円まで下げてはいけないということになります。これは、買い方の見方になりますが。

 そのため、今後底堅く推移するかを確認したうえで、買いスタンスで臨みたいと思います。(私が9月以降買いスタンスで述べているのは、大口投機家が弱気していることと、NYプラチナ価格が900ドル前後で推移しているからです。)

【日経225

 日経225は、本日も上値の重い展開になりました。円高の影響から33500円以上が重しになっているように思います。しかし、テクニカルが売り転換したわけではなく、今のところは日柄修正と判断しています。ここでも底堅いかの判断材料は、円高が進んでも日経225が下げ渋りを見せるかです。下げ渋りを見せずに、33000円割れは要注意、その一方で33500円以上を維持できるようならば、34000円を上回る可能性が出てきます。よって、引き続き買いスタンスで臨みたいと思います。

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