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【相場に必要な順番】

 2日前には、相場をマラソンに例え、完走することが重要と述べました。

https://first-traders.com/metal/13256/

 本日は、何を重要視すれば良いかをコメントします。(重要な順で並べております)

①テクニカル(2つ以上組み合わせ、移動平均線と〇〇)

②ファンダメンタルズ(今旬な材料、ニュース)

③需給(需要と供給のバランス)

 ①については、私は3つ取り入れています。トレンドフォローと逆張り指標です。難しいものを組み合わせる必要はなく、信用できるテクニカル指標を常に確認することです。仮に、その指標で失敗したからと言って、違う指標に切り替えるのは止めましょう。信用している指標に関しては、期間を変更しながら、確率を上げていくのが良いでしょう。

 ②については、今何の話題で相場が動いていることを理解するのが必要です。相場は、旬な話題で動きます。それを察知するのが良いと考えます。

 ③については、あまり重視する必要はないと思います。なぜならば、価格変動で需給は変化します。本当にモノが枯渇したのならば別ですが、そういった状況は稀であり、価格が上昇すると売り物が出やすく、下落すると買い物が出やすくなります。つまり、頭の片隅だけ置いておくのが良いでしょう。

 ただし、この3つを組み合わせているのが、大口投機家のポジション動向です。私のブログでは、何度も大口投機家のポジションの重要性について述べてきました。相場は、誰かが買わないと上がりません。その反対もあります。大口投機家が、何をネタに買っているのかをイメージしておく必要があります。

 ※多くのコメンテーターの方は、良い話しかしません。当然、上がると思って買っているわけですが。しかし、万が一の準備は必要です。心構えがあれば、もし相場がポジションの逆に動いても動揺することなく、対応できると考えます。そのため、私はお客様などのポジショントークではなく、大口投機家の動きなどを確認した上で、常にコメントするようにしています。

【お客様・会員様へ】

 毎日会員サイトは、寄付後に更新しています。私が掲載しているテクニカル指標は、高値を買って良いのか、それともポジションを軽くした方が良いのか、確認するための指標になります。たとえば、買いでポジションを持っている場合、トレンドが下向きになっている中で、短期買われすぎの位置に価格が推移している場合は、利食い、若しくは一呼吸様子を見るのが良いでしょう。よく私が、何日か後にトレンドが変化すると指摘していますが、その日柄も確認していただきたく思います。つまり、トレンドが変化する場合は、日柄とボラティリティが重要です。

 そのことをご理解した上で、会員サイトをご参考にしてみてください。

【大証金】

 今月の大証金は、おそらく先月高値9743円を上抜くと予想しております。NY市場における大口投機家は、買いポジションを増加させております。しかも、内外ともにテクニカルは買いのままです。そう考えると、同筋が大量に買わない限り、修正安は困難と予想します。しかし、12日・13日にFOMCを控えていることもあり、その後は失速する可能性もあります。よって、予想レンジを若干引き上げて、突っ込みは買い拾われるイメージをしておくのが良いでしょう。

【大証白金】

 昨日も述べましたが、大証白金は一番上値の重い商品となっております。NY金と異なり、大口投機家のショートカバーでしか上昇できないNYプラチナであるため、円高は大証白金の重しになりやすいと考えます。しかも、FRBはインフレが抑制しない限り、利上げを継続するとのアナウンスをしており、商品価格上昇は望ましくないとの考え方が浸透しているように思います。昨日も指摘しましたが、プラチナにとって、どちらも高値買いを非難する材料のように思います。

 とは言え、NY金が高値圏を維持している限り、割安感からNYプラチナに買いが入る可能性はあります。今期待できることは、これだけですが。そのため、FOMCからクリスマス休暇前に一旦高値を付け、年末年始にひと押しあると予想しています。よって、今は買いスタンスで臨みます。

【日経225】

 本日も日経225は、33500円以上を維持することができませんでした。本日の会員サイトで指摘していますので、お客様・会員様はそちらもご覧ください。先日もテクニカルが売り転換していないため、弱気する相場ではないとコメントしました。ただし、33000円を割り込んだら一旦買いポジションを整理すると付け加えました。11月24日時点で、海外投資家は、現物株と先物を4000億円超売り越しにしたにも拘らず、33000円を割り込むことなく維持しています。これは評価すべきでしょう。私自身、6月高値を上回ると予想しており、そこは一旦利食いを考えております。そうならない限りは、買いスタンスのままです。

【ドル円】

 ドル円は下げ止まったように思えますが、まだ安心してはいけません。テクニカルは、7月ぶりに売り転換していることもあり、年末年始に更なるポジションの巻き戻しが起きる可能性があります。とは言え、先月のドル円下落で、ガス抜きしたようにも思えるため、パニック的な下落はないかもしれません。まずは、備えあれば憂いなしです。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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