中東情勢緊迫化が、NY貴金属市場を好転させた。16:40

イランが、イラクとシリア、パキスタン3ヵ国の領内にミサイルを発射したことで、パキスタンが報復攻撃をイランに仕掛け、中東情勢が緊迫化しました。

【大証金】

 昨日のコメントでは、9500円前半か、若しくは9500円割れで買い方針としましたが、9553円までしか下がらず一気に9600円半ばまで反発しました。今回の中東情勢緊迫化により、予想レンジの上限を上抜け、〇〇〇〇円台への反発を意識しておくのが良いでしょう。基本は、買い方針です。

【大証白金】

 昨日のコメントでは、4100円台は無条件に買い方針としましたが、結局4233円までしか下がらず、一気に4300円を上抜けてきました。一気に上昇することは予想外でしたが、NY市場で大口投機家が売り込んでいたこともあり、遅かれ早かれ反発は意識していました。昨日の夜間取引から、まとまった買い指値が出ていたのも気になりました。昨日17時47分時点で4237円と4238円に100枚単位の買い指値、同日19時14分時点で4250円100枚単位の買い指値が出ていました。端数で100枚単位の買い注文が出た場合は注意しておく必要があります。通常の投資家ではないと思われます。

 一気に4300円を上抜けたため、目先は底打ちしたと判断しております。もう一段高の可能性はありますが、4400円以上からは注意するところでしょう。仮に中東情勢が落ち着きを取り戻すと、再度売り叩かれる可能性があるため、そういった場面で買いを狙うのが良いでしょう。以前の予想レンジを引き上げて、突っ込み買い主体で考えたいと思います。

【日経225】

 日経225は、やはり上下の波乱含みな展開でした。米国株式市場が反発したことで、再び36000円を超えてきました。12日時点の海外投機家による日経平均現物・先物の合計は1兆4000億円規模の買い越しであり、個人投資家は1兆2000億円規模の売り越しでした。ちなみに、グロース250指数は、日経平均の真逆でした。つまり、これだけ投資資金が動いているため、ボラティリティが高まるのは仕方ありません。未だ、1月限SQ値36025円を下回っていますが、仮にその価格を日経平均株価指数が上回った場合、もう一段高の可能性もあるため、ここは慎重に相場を確認するのが良いでしょう。

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