基本、指数平滑移動平均線をベースに考える。17:50

 本日午前10時半ごろに、高田日銀審議委員が物価目標実現ようやく見通せる状況になってきたとコメントしたことで、4月までにマイナス金利が解除されるとの見方が一段と強まり、円高に振れることとなりました。

 昨日円高をコメントしいた分、今回の円高は想定内です。まだ円高に振れる可能性はありますので、金融商品全般積極的な売買は控えましょう。

【本日の一言】

 いろいろなテクニカル指標がある中で、私は基本移動平均線が重要と考えます。私がいつも見ているのは、指数平滑移動平均線です。そのテクニカルが、ゴールデンクロス(買い転換)しているのか、デットクロス(売り転換)しているのか、若しくはクロスしそうなのかを日々確認するのが良いでしょう。それに加えて、2つテクニカル指標を用いるのが良いと考えます。ちなみに、テクニカル指標の数字を変えてみるのもお勧めです。

 なぜ移動平均線を基本ベースと考えるかは、だいぶ前にもコメントしましたが、5日移動平均線よりも高く推移している場合、5日間における買い方の評価益が出ていると判断できます。その反面、売り方は評価損ということです。(それが乖離すると、売り方の買戻しが入り、買い方の利食いが入りやすいという予想がつきます。

 例えば、5日・25日移動平均線がゴールデンクロスした場合、1ヵ月間買い方がプラス、売り方がマイナスということになります。上昇相場は、悲観から生まれ、懐疑で育ちます。つまり、ゴールデンクロスは懐疑の段階という考え方です。いろいろなテクニカル分析を参考にしても、自分のものにできなければ意味を成しません。

 自分に都合のいい分析をしても利益には結ぶつくことができないため、常に同じ指標を繰り返し確認することが重要と考えます。

【大証金】

 大証金は突っ込み買い方針ですが、〇〇〇〇円以下でストップロスは必須。しかも、繰り返しになりますが、大きな相場は恐らく期待できないと思います。大きな相場を期待しているのであれば、時期をずらすのが良いでしょう。いずれ、昨年末高値10028円をトライすると予想していますので。

【大証白金】

 大証白金は、上値が重い展開になっております。しかし、私のブログを日々閲覧している方は、ある程度頭の片隅に入れた行動をしていると思われます。上値の重い理由は、当然あります。それを無視すると、相場を無視したことになります。素直に受け止めて、次に向けた戦略を考えるのが良いと思います。相場の方針は変わりありません。昨日のコメントを参考にしてください。

【日経225】

 日経225は、やはり底堅い展開になりました。強気しているわけではありませんが、まだ下落する相場ではないと予想しています。ただし、短期トレンドは、やや下向きに変化しています。つまり、上値も重くなると予想します。

 相場下落を予想しない理由の一つに、先ほど伝えましたが、指数平滑移動平均線がデットクロスになる兆候が全くありません。デットクロスになると仮定した場合、少なくとも上下に揺さぶるか、若しくは移動平均線が上昇するまで高値持ち合いが続くかです。いずれにしても、日柄が必要です。よって、来週8日のSQ値までは堅調に推移するように思います。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事