東京白金は、上げ余地残す。

 本日は、東京白金のコメントをします。以前から東京金との比価を考えたうえで、金売り・白金買いのポジションを取ってきました。しかしながら、金が地政学リスクで下げ渋っていることから、東京白金の買いを増やしてきました。なぜならば、金と白金の比価が1.33であり、それが縮小すると予想した場合、金が下がらないといったイメージならば、白金が上がるとの予想ができるからです。昨日、お客様に東京白金を3400円で買っていただきました。金との比価もありますが、パラジウムとの比価を見ましても、白金は出遅れ感がありました。色々な材料が控えている中で、買いにくいものの、上海の実需の買いも増加していましたので、以前のような暴落劇は予想しにくいところでした。

 さて、本日東京白金は50円以上上昇し、一方、東京金は14円高となり、比価は1.3まで縮小しましたが、まだ東京白金の上昇余地はあると考えます。と言いますのも、今現在白金に関しましての取り巻く環境は、決して良いものではありません。フランス大統領選への警戒心、南アの政局不安、円高・株安などなど。そう言った環境下で、底堅い動きを見せております。こと東京市場におきましては、一般投資家の買い玉が依然と維持しているため、相場が吹き上がると売り物が出やすいものの、NY市場では新規売りが増加傾向にあるため、どちらかと言いますと、NY市場でファンドの買戻しが入り、東京市場で上がったところは手じまい売りで上値が抑えられるといったイメージになります。

 お客様から「今後白金は高くなるの、どうなの?」と質問を受けましたが、年内いずれ大相場になる可能性があると考えております。それは、東京白金に対しての見直し買いのようなものと考えます。ただし、底には条件があり、東京市場の一般投資家のポジションが売りになっている事、NY市場のファンドのネットロングが、〇〇〇〇枚に縮小した場合と考えております。

 結論を述べますと、もう一段高はイメージしております。よって、NY市場で売られた場面は、買い拾っておくのが良いでしょう。

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