東京金は、ドル相場次第!?

 東京金を今まで売りでお話しし、先週末は売り勝負としておりましたが、本日予想以上に買われました。4480円は乗せないと予想しておりましたが・・・。

相場が膠着状態となっており、恐らく一部の方しか売り買いしていないと思います。しかも、手数料が高い設定であれば、なお更今の値動きにはついていきません。ほとんどのお客様、営業マンが嫌気差している商品の一つでしょう。

私は引き続き売り方針です。前回もお伝えしましたが、本日はドル安によりNY金が買われ、そのため東京金も4488円まで反発しましたが、ドル安が金を下げさせない要因になっております。今週からドル高になると予想しておりましたが、まだドルが下げ止まっていないようです。しかし、市場は、果たして米国の6月利上げを織り込んでいるのでしょうか!?私は、今のドル相場は米国の政治問題・トランプリスクが6~7割占めており、残りの3~4割は北朝鮮の問題で安くなっていると感じております。つまり、米国の利上げはほとんど相場に織り込まれていないように思えます。それならば、ドルが堅調に推移するようならば、NY金はさらに上値が重くなるため、今後はドルがキーポイントになることでしょう。

 少し複雑ですが、ドル高・円高・NY金安=東京金安といったシナリオがイメージできます。

このままレンジ相場を維持する相場はありません。4450円~4500円が定着することはありません。インドの金輸入量も4月以降減少する見通しとなっていることや、今後年3回の利上げまでは十分に考えられることから、NY金が上昇するとは思えません。よって、このまま売り玉は維持していきます。

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