短期はファンドの動向!!!。

キャプチャ (19)

 東京白金は、ドル高・NY金安、1000ドルの達成感により、ここ数日間ファンドの手仕舞い売りが出ているようです。上記のチャートは、NY白金日足に取組高を重ねたものになります。見て頂きますと、取組が相場下落とともに減少しているのが理解できます。つまり、ファンド買いポジションの解消が出始めていることを、表しているようです。どこまで売られるとかを考えた場合、少なくとも8月17日~9月8日のファンドの買いポジションが引かされてきており、9月15日時点の取組高78449枚から8月25日72412枚まで減少すると予想します。

しかしながら・・・。下記のような材料があります。一見弱材料に見えますが、白金の生産も減少する見通しが出ていることから、相場が引き締まる水準もあると考えます。NY白金が900ドルまで売られたのは、フランスが2040年にはデーゼル車から電気自動車にすると伝えたことで、ファンドの売り浴びせにより下落しましたが、電気自動車の材料(需要減少)と、鉱山会社の生産減(供給不足)の材料を照らし合わせた場合、前者は長期、後者は中期の動きになることでしょう。

 とはいえ、ファンドの手仕舞いが完全に出し切らない限りは、なかなか上がりにくく、下値を試すことになりそうです。

 『南ア白金大手インパラ・プラチナムは(インプラッツ)18日、ヨハネスブルク西部のルステンブルク鉱山で、最大2500人の労働者解雇をめぐり、政府および労組との交渉を開始したと発表。インプラッツは白金生産で世界第2位。同社は先週、2017年には損失が見込まれるとした上で、人員削減の可能性があるとの見方を示していました。

 インプラッツは黒字転換に苦戦しており、ルステンブルク鉱山(労働者3万1000人)では、一層の削減の可能性もあるとしています。同社は「ここ数年、労働生産性が低下している上に、ルステンブルク鉱山の白金生産水準も、年産約100万オンスから減少している。18年は68万~72万トンにとどまる見通しだ」と指摘しています。』

 目先は、ファンドの手仕舞い売りを予想し、東京白金〇〇〇〇円で売りで対処していこうと思います。

※会員募集中。2週間無料になりますので、お気軽にお申し込みください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事