NY金のファンドポジション整理がない限り、買いたくはない。

 東京金は、基本売り方針です。以前からお伝えしていますように、NY金市場に参加していますファンドのポジションが気になります。このまま、取組が増加した状態が続くとは思えません。日本以外、各国が金融引き締めに動こうとしている中、徐々にポジション整理が行われると考えます。

キャプチャ1[1]

上記のチャートは、2015年9月以降のNY金と取組を組み合わせたものになります。この年は、8月に上海株が大暴落したことで、NY金は1100ドルから1200ドル手前まで上昇しました。取組も41万枚から47万枚まで増加しましたが、11月から12月にかけ、取組は39万枚を割れ、価格は1050ドルまで急落しました。

キャプチャ[1]

 続いても、2016年9月20日からのNY金と取組になります。この年は、ブレクジット(英国EU離脱)があった年になります。7月に取組が66万枚まで増加し、その後10月には約50万枚まで減少しました。11月中旬まで50万枚の取組を維持しましたが、11月14日に50万枚を割り込み、結局12月には40万枚も割り込みました。価格も11月初旬から150ドル以上急落しました。

キャプチャ2[1]

さて、今年はどうでしょう。今年は、米朝間の緊張が走った年になります。7月末では44万枚ほどの取組が、9月には58万枚まで増加しました。これは、ファンドが買い上げた相場になります。その取組みが、51万枚まで減少しましたが、未だに50万枚台を維持しております。しかも、今の価格は1280~1290ドルのレンジ。10月末から11月、12月の相場をイメージした場合、私は今から〇〇〇ドルの急落を予想しております。当然、東京市場でも〇〇〇〇円まではあると考えております。ここで、強気になるつもりはなく、むしろ駆け引きを使いながら、売り狙いで臨みたいと思います。

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