東京金は、来月以降変化、東京白金は、当面変化はない。

 東京金は、昨日のコメントで、12月以降一目均衡表の雲の下限が切り上がるため、下に抜けやすくなるとお伝えしましたが、本日東京金価格が反発し、雲下限を嫌うような動きをしてきました。12月4日以降は、いずれにしましても雲のレンジ幅が縮小します。(4646円~4608円)そうなりますと、相場が動きやすくなると考えております。正直、売り方の私にとっては、金自体の弱材料が欲しいところです。

 本日は、東京白金のコメントも致します。24日、米格付け会社S&Pが、南アの自国通貨建て債券格付けを1段階引き下げ、投機的水準の中でも最も高い「BB+」にすると発表し、その材料が出たことから、弱材料出尽くしで、南ア・ランドが反発し始め、NY白金が堅調となっていることから、東京白金も下げ渋りを見せてきました。方針は、〇〇〇〇円前後は買いと考えます。しかしながら、今週初めに公表されましたCFTC建玉明細を見ますと、ここ最近の上昇はファンド売りポジションの買戻しによるものと推測しているため、買戻しが一巡しますと、上値が重くなりやすいと考えております。(なぜならば、既にファンドの買いポジションが、ある一定の上限まで達しているからです。)

 そのようなことを考えますと、底堅さは感じられるものの、大相場に発展するとは思えません。以前からも同じようなコメントをしていますが、実際はそのように動いております。つまり、ここは欲張らずにトレードすることに心がけるのが良いでしょう。

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