東京金、下値余地残す。

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 2月5日の東京金のコメントでは、方向性がつかめない相場としながら、会員サイトでは2日前から売り売りとお伝えしてきました。その理由としましては、やはりNYダウの急落の影響から、少なくともNY金のファンドも資金を引く動きが出てくると考えられ、しかも、今までのNY金をけん引していましたユーロ上昇にも一服感が出ていることから、NY金は下値を探る動きが出てくると思い、売り有利な展開を伝えてきました。

 そして、本日NY金時間外取引では1320ドルを割り込み、ファンドの手仕舞い売りが出始めているように思えます。意味なく、金融バブルで買われたNY金にとっては、今回のNYダウの急落はダメージが大きいと考えております。

 上記のチャートは、NY金の日足になります。そのチャートに取組と出来高を組み合わせてみました。上段では移動平均を重ねてみました。このチャートを見ますと、昨年12月28日の始り値1292ドルから、徐々に取り組みが増加しているのが理解できます。まとまった買いが入りましたのは、今年の1月4日(1307~1327ドル)になります。つまり、個々の買いポジションを徐々に減少させていると考えております。1300ドルを割り込みますと、今まで買い上がたファンドのロスカットが入ると考えているため、NY金は1300ドルでサポートされるか、それとも200日移動平均線の1280ドル台まで売られるかが焦点になることでしょう。

 いずれにしましても、ドル高によりNY金が売られると予想しているため、仮にドル円が110円、NY金が1300ドルならば、東京金は4597円となります。ドル円が111円、NY金が1280ドルならば、東京金は4567円まで売られることになるため、NY金が大きく売られたところは、買いも考えていきますが、引き続き戻りは売りで対応するのが良いでしょう。

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