材料が多すぎるため、リスクヘッジも。

 前回のコメントでも、東京金・東京白金共に買い方針と指摘しました。買いの理由として、ドル高一服感があるため、NY市場全般に下がりにくいと予想しました。そのため、押し目を買い拾う方針継続。しかしながら、先週米国とカナダの貿易協議がまとまらず、その上新興国通貨安となったため、ドルインデックスが95ポイント台と、再び買われることとなりました。今週はイベントが盛りだくさん。しかも、リスクオフになりやすく、なかなかNY市場を買い上げるプレーヤーも不在になりやすいと考えます。リスクオフになりますと、円買い・ドル買い・ユーロ売りになりやすいため、今週前半、仮にNY市場で買われた場面があれば、保険で東京市場で売りポジションをつくる必要もあります。ただし、基本は買いの見方に変わりありません。その理由としましては、NY市場でファンドが両商品とも過去最高の売りポジションとなっている事、一方、東京市場では一般投資家の買いポジションが、トルコショック以降、東京金で約18000枚減少、東京白金で約5000枚減少したことから、一時的に下げたとしましても、戻りやすい環境にあると考えております。

 今週のイベントとしましては、5日に米国とカナダとの貿易協議、6日以降米国が中国輸入商品2000億ドル関税発動、7日米雇用統計。

 貿易摩擦懸念が、今週も相場を左右するため、今週後半売られても良いポジション取りをしておくのも、一つの作戦です。来週以降は、再び買いで臨みたいと思います。

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