東京白金は、やや上値の重い展開が意識されます。

昨日は、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のリストラ計画に対し、米トランプ大統領は来週輸入自動車へ高関税を課すのではとの思惑や、ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が今年と来年の需給報告をした際、いずれも供給過剰見通しを発表したことで、相場の圧迫要因となりました。しかし、来年の需要の中で自動車触媒需要の落ち込みを予想している一方で、宝飾品需要は増加するとの見通しを発表しました。

 昨日、東京白金が、心理的な節目3000円を下回ったことから、やや上値の重い展開が予想されます。しかしながら、8月のように一気に下落するとは思えません。昨日のFRBパウエル議長の発言により、来年の米利上げ2回以上の確立が低下したことから、市場はハト派的に受け止め、NYダウが大幅上昇しました。少なくともリスクオフの動きではありません。むしろ、利上げ終了をポジティブにとらえているように思えます。

 白金に関しまして、独自材料が弱気となっているため、上昇するには市場の環境に頼るしかありません。私は、未だ天井を打っていないと考えております。2680円の安値を付けてからの今回の上昇、まったくと言って良いと思いますが、過熱感がありません。過熱していない相場は、180度反転するとは思えません。今週末のG20 、米中首脳会談が次のポイントになると思います。

私の心情的には、〇〇〇〇円は目をつぶって買ってみたいところです。

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