南ア・ランドの動向と、白金鉱山ストが重要。

キャプチャ

※NY白金2006年~2019年の月足チャート

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※米ドル/南ア・ランド2006年~2019年の月足チャート(チャートの上部で推移しますと、米ドル高/南ア・ランド安ということになります。)

昨日もコメントしましたが、米中貿易摩擦懸念、イギリスEU離脱交渉難航、ディーゼル車離れ等々が、NY白金価格をリーマンショック以来の安値まで落ち込ませたようです。何度も言いますように、リーマンショック後と今は全然異なります。良い意味です。年間の生産量と今現在の生産量を比較しましても、今の方が需給はタイトな状況です。

例えば、2009年の世界供給量は187.4トンに対し、世界需要167.6トンでした。そのため、同年は19.8トンの供給過剰となりました。ただし、上記のチャートを見ますと、NY白金価格は1750ドルまで上昇しました。これは、恐らく南ア・ランドが堅調に推移したことによる買い旺盛で上昇したと考えます。続いて、2014年です。2014年は南ア鉱山会社における労働組合のストが5か月間行われた年になります。1370ドルから1520ドルまで上昇しました。スト終結後は下落しましたが、この年は22.3トンの供給不足と、ストによる生産減が目立った年でした。しかし、1500ドルから2015年まで下落しましたのは、やはり南ア・ランド安の影響かと思います。

 それならば、もうすでに南ア・ランドも1ドル=13.65ランドまで下落していることを考慮しますと、NY白金自体を弱気しにくいと考えます。しかも、金鉱山会社シバニィ・スティルウォーターの労働組合は既に2か月間ストを行っており、22日から白金鉱山の労働者もストに突入したことから、当面その行方と価格動向を注視していきたいと思います。

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