中国規制が、白金相場の重しになっている。17:06

ここ最近のプラチナ相場の下落は、ジョンソンマッセイ社の需給見通しのみと考えておりましたが、先週後半は鉄鉱石、銅価格の下落が、他商品の下落も誘導したように思います。

本日、中国当局は原材料高騰抑制に向けた取り組みをさらに強化し、過度な投機や虚偽情報拡散などの違反を厳しく処罰する方針を発表しました。そのため、鉄鉱石先物は230ドル台まで上昇していましたが、197ドルまで下落しております。ただし、このことは5月10日前後から懸念していたことになります。

今は、ややNY銅価格が安値から持ち直しておりますが、もうしばらく投機筋の売りが出る可能性も否定できないため、慎重に対応していく必要があります。とはいえ、プラチナ相場に限っては、過度な上昇ではないと考えているため、NY市場〇〇〇〇ドルが下値サポートになると予想しております。

 金は、市場がテーパリング(金融引き締め)の意識を強めている中、投資資金の流入により、大証市場では6600円台を付けてきました。しかしながら、欧米の経済指標が良好であるため、手放しでNY市場1900ドル手前を買い上がる相場ではないと考えております。NY金1800ドルは下値支持線になると思いますが、1900ドルを上抜けるには材料不足と考えております。

建玉相談は、電話、メールにて承っております。お気軽にご相談ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事