大証白金は、もうしばらく上値の重い展開が続くと予想。ここは、ミクロ的な考えで対応しなければいけません。テクニカル、内部要因において未だ弱気のままであるため、一気に大陽線を演じるような材料が出てこない限りは、戻った場面は売りが出やすいと予想します。引き続き、状況を確認する必要があります。
大証トウモロコシは、産地の天候懸念から大幅上昇しました。今月11日の米農務省需給報告で、輸出は増加する一方で、飼料用需要がどうなるか、天候懸念により単収は引き下げられるのかポイントになります。もし、飼料用需要が落ち込むようならばレーショニング(価格上昇による需要減)が意識され、下押しする可能性もあります。ただし、その数字もクリアした場合は、7月上旬まで下げ渋りを見せると予想します。以前にも指摘しましたが、私は6月、7月の高値を売る予定であり、今でも変わりません。ただし、30000円割れは当分ないものと考えた方が良いでしょう。
大証金は、上昇一服感が出ておりますが、弱気する相場ではないと考えております。結論から言いますと、ここは逆張りの買い主体で臨むのが良いでしょう。先週末の米雇用統計は、事前予想(非農業部門雇用者数)を若干下回り、それまで市場がテーパリングを意識していたことから、米長期利回り低下、ドル安により、NY金は1900ドル手前まで買い進まれることとなりました。今回の非農業部門雇用者数55.9万人増加でも、未だ760万人雇用が失われている状況です。それなのに6月~8月にFRBがテーパリングの議論をするというのは、少し急ぎすぎのように思います。そのため、米長期利回りも上昇は一時的であり、実質金利低下により、NY金は買い拾われやすくなると考えております。しかも、未だ各国中央銀行は金を購入しており、ETF増減だけで相場を判断するのも危険と考えます。
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