大証金は、FOMCまでは弱含み!?18:08

大証金は、6月8日、9日にコメントしたように、今週のFOMC前ということもあり、手じまい売りが出ているように思います。決して、流れが変わったわけではなく、FOMCでテーパリング議論が始まるとの観測によるドル高、NY金安になっているだけにすぎません。まだ、下値余地はありますが、NY金1850ドルが下値目安になると予想します。

 

 大証白金は本日、大証金が大幅修正安を演じましたが、下げ幅は限定的となりました。この動きが2~3日続くと、売り物が出にくくなると予想します。(金>白金=下げ幅大)午前中は、やはり大証金下落に対し、大証白金にも売り物が出やすかったように思います。しかし、大証金の下落一服すると、大証白金に値ごろ感の買い物が入ってきたように思います。ただ、今でもファンドは戻り売りの構えを見せております。NY白金におけるファンドの買いポジションは37717枚(前週39063枚)に対し、売りポジションは17553枚(同15018枚)と買い越し枚数が減少しております。(6/8時点)明らかに売り叩いている感があります。この売りポジションが引かされてこない限りは、仕方がありません。私の予想では、NY白金1169ドル以上、若しくは1186ドル以上で、ファンドのショートカバーがヒットすると思います。

 基本的な考えに変わりはありませんが、ここは静観しておきたいと思います。

 

 大証トウモロコシですが、私のミスで米農務省需給報告を11日としていましたが、10日の間違えでした。

 10日の米農務省需給報告の内容ですが、ご存じのように、生産高149億9000万Bu(事前予想150億1800万Bu)、期末在庫13億5700万Bu(同14億1400万Bu)、単収179.5Bu(同180.8Bu)という内容でした。2020ー21年度産のトウモロコシの需要が伸びたため、2021ー22年度産の期初在庫が減少し、その分期末在庫が減少しました。注目していた2021ー22年度産の飼料用・輸出需要は変わらずでした。本日の急落は、バイデン政権が、米国製油業者に対するバイオ燃料の混合義務の緩和を検討しているといった報道が伝わり、手じまい売りが出たように思います。大証市場では、36000円を維持できなくなっております。そのため、35000円後半まで反発する場合は、36600円以上をロスカット設定し、新規売りしてみるのも良いでしょう。

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