白金は、欧州デルタ株が問題か!?

 やはり白金は、昨日お伝えした通りの動きになりました。他市場に比べ、大証市場が割高であったということは、大証市場の内部要因が悪化している現れ。そのことから日本時間で更に売られることになりました。そのため、本日の出来高は17000枚以上と大商いとなりました。しかし、本日の夜間取引からは、大証白金は現物価格に比べ10円以上の割安になっています。本日の日本時間で、かなり内部要因が改善したように思います。

<相場の上昇に時間がかかる>

 本日、6月21日の大証白金安値3617円を下回ったことや、NY白金1050ドル維持できなかったことから、やや上昇に時間がかかると考えております。本日白金のみが売られたということは、中国当局の規制強化より、欧州へのデルタ株感染拡大がネックになっているように思います。そのため、NY市場におけるファンドは売り叩いているのかもしれません。ただ、本日は下げすぎの相場であるため、安値から40~50ドルの反発はあると予想しております。しかし、その水準は駆け引きを使うところなのかもしれません。

 昨日の米ADP雇用統計は、33万人増加と予想を大幅に下回るものでした。しかし、ドル高、米長期金利上昇は少し違和感がありました。ただし、ドル高・金利上昇にもかかわらず、NY金が1800ドルを維持しているのは、評価する点と考えております。明日の米雇用統計、26日のジャクソンホールを前に上昇し続ける相場ではないため、高値を買うのは危険ですが、安値はしっかり買い拾っていきたいと思います。

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