先週末の米雇用統計は、市場予想を上回ったものの、その後米長期利回り低下、ドル安に振れたことから、NY金は大幅上昇となりました。先週末の大証金コメントでは、米雇用統計発表前後で買うのが良いとお伝えしたように、その発表以降上昇し続ける相場となりました。
こちらは大証金5分足になります。こちらの相場を見て分かる通り、米雇用統計発表前後が絶好の買い場となりました。基本は買いスタンス継続です。先日FOMCで、今月からテーパリングを決定したことで、金にとっての売り材料出尽くし感が出たことも、新規買いを誘った結果となりました。このようになりますと、NY金1800ドル、大証金6550円が下値サポートラインになると予想しております。つまり、その価格を維持しているうちは、買い方針継続としていきたいと思います。その価格を下回るようならば、買いポジション一部決済と考えております。
大証白金は、買い方針継続です。東南アジアの自動車部品工場は正常化に戻りつつあり、今月、来月自動車販売台数が大幅に増加する可能性があります。しかも、上海プラチナの出来高は、1020ドル台で増加傾向にあることから、前回お伝えしたように1020~1030ドルでは実需の買いが入りやすいと考えております。ただし、今週3850円以上で取引終了しない場合は、11月24日まで4800円を挟んだ揉み合いも予想されます。今週がポイントの週と考えております。
本日は、大証金、大証白金のコメントをしました。それ以外に関するご質問は、080-4653‐1005までお気軽にご連絡ください。