FOMC議事録は、予想以上にタカ派。18:24

 本日朝方のFOMC議事録で、相場の流れが変わってしまいました。市場が予想していた以上にタカ派的な内容だったため、米長期利回りは1.7%台まで上昇し、金・プラチナともに売られる展開となりました。

 大証金は、昨日FOMC議事録がタカ派的な内容で、為替円高、NY金1800ドル前半まで売られたところは買い拾いとコメントしましたが、本日1800ドルを割り込んできました。今回のFOMC議事録は、市場予想以上にタカ派的な内容であったため、昨年12月14日安値1766ドル、翌15日安値1753ドルが意識されるかもしれません。今は円高に振れていますが、まだ円安の流れは変わっていないと思いますので、おそらく大証金は6600円でサポートされると予想します。ここ最近の金上昇には過熱感がなく、6600円前半では買い拾ってみたいと思います。

 大証白金は、さすがに昨日の上昇には驚きました。ただし、やはりプラチナスポット1000ドル以上では上値が重くなりました。昨日もお伝えしたように、連日ファンドのショートカバーが入っており、その影響で上昇しやすかったように思います。しかしながら、先ほど1000ドル以上は重いと伝えましたが、1000ドルを一瞬でも突破したことを考慮すると、下値も浅いように思います。私の予想では、中国実需は950ドル近辺で買ってくると思い、大証白金も3500円は割れにくいように思います。そのため、今回のFOMC議事録直後プラチナの安値は置いといて(様子見)、来週以降下値抵抗を見せた場合は、買っていきたいと思います。

 日経225は、本日29000円前半で買いましたが、ロスカット成立してしまいました。FOMC議事録の内容に加え、国内でコロナウィルス感染者拡大が相場の上値を重くさせたように思います。こうなりますと、一時的に反発があっても、継続的な動きは見せないと思います。FOMC議事録公表後、世界マーケットを一周しない限り、どこが着地点なのか分かりません。ちなみに、昨年12月14日の日経225は、28200円どころでした。そこまで売り叩かれる可能性もありますので、注意していきましょう。

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