大口投機家の新規買いが入らない限り、白金が上昇し続けることは・・・。18:30

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 【大証白金】

 昨日、大証白金で3550円、NYプラチナ960ドルを上抜けるかがポイントとお伝えしました。その通り、その価格を上抜けてから、大口投機家(ファンド)のショートカバーが入ったようです。パウエルFRB議長の公聴会では、予想していたよりもタカ派ではなかったことで、市場は米金融政策正常化が後退したと判断し、金融市場全般買い直されたようです。そのため、弱含みを見せていた大証白金も反発しました。

このチャートは、NYプラチナ日足になります。ご覧いただきたいのは2点です。まず1点目が、大口投機家が売り直しをしても、前回安値を売り叩くことができなかったという点。2点目が、前回のショートカバーでは一時的に1000ドルは越えたものの、結局985ドル近辺で取引終了した点です。ファンドの新規売りが入るものの、以前のような売り方ではなくなったように思います。しかも、売り叩くことができなくなっているのも事実です。当然、ファンドは反対売買をしてくるわけですが、新規買いが入らないため、985ドル以上で取引終了することは、今のところ困難と考えております。基本は買い方針ですが、高値を買うのではなく、押し目を待って買うのが良いと思います。

今週末には、会員サイトで「エントリーに役立つテクニカル」を掲載する予定です。そのテクニカルもご参考にしてみてください。

 

【大証金】

 本日、22時30分には米消費者物価指数の発表があります。市場予想は、前年同月比7.0%上昇、前月比0.4%上昇です。

こちらは、NYゴールド日足チャートになります。基本、大証金は買い方針ですが、10月・11月の米消費者物価指数発表のロウソク足を改めて確認したいと思います。

 10月の消費者物価指数は、11月10日に発表され、31年ぶりの6%台ということもあり、一気に1870ドル台まで上昇しました。その後は、市場も冷静を取り戻し、結局1850ドル近辺で取引終了することとなりました。11月は、12月10日に発表され、39年ぶりの高い伸びではありましたが、相場環境が悪かった分、1800ドルを上回ることができませんでした。

ここで意識しておくのは、市場予想並み、若しくは上回った場合、一時的に上昇しますが、市場が落ち着きを見せると、上昇幅を削減するケースが多いということです。つまり、発表後に上昇したからと言って、買い増しするのは如何なものかと思います。

 金の場合は、すでにFRBの今年3.4回利上げを織り込んでおり、そのため相場上昇のハードルは低くなっていると考えております。そのため、相場が過熱しない限り、大幅下落は考えられません。よって、米長期利回り上昇により、NY金安の構図になった場合は、大証金を買い拾ってみるのも良いでしょう。

 

【日経225】

日経225は、本日一部利食いしました。28500円~28000円レンジを上抜けたため、買いポジションを一部残すことにしました。29000円をトライできるか注目したいと思います。

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