昨日の欧州・米国市場を見ますと、前日のFOMCへの失望感はあまり見受けられませんでした。欧州株市場は、結局堅調に推移し、NYダウも0.02%安。その点、日経平均株価は、2.09%高であったため、もう少し戻しても良かったように思います。日経225は、もう一度下押しがあったとしても、買いで考えたいと思います。と言いますのも、海外勢のオプション取引ポジションを見る限り、26000円を弱気していませんでした。むしろ、昨日の日経225先物急落で、海外勢は大幅に買っていました。当然、まだ波乱含みの展開は続きますが、いずれ落ち着きを取り戻し、いずれ28000円も窺うことを予想しております。今すぐの話ではありませんが・・・。
ちなみに、17:39時点で相場が軟調に推移しているのは、欧州株が急落スタートしたからだと思います。
【大証金】
こちらのグラフは、NY金ETFの推移を表したものになります。今回のFOMCで、地味ながら影響を受けたのは、やはり金でした。ⅤIⅩ指数が低下したため、昨日のFOMCタカ派内容が重しになったようです。しかも、ここ2日間でファンドの手仕舞い売りが出ているように思います。ただし、NY金ETF残高は依然として1000トンを維持していることから、いずれ1830ドル以上に金価格が上がると予想しております。とはいえ、昨日のFOMCの内容が内容だけに、すぐに浮上するのは困難と考えております。下固めを確認して、買い拾ってみるのが良いでしょう。
【大証白金】
上記のチャートは、NYプラチナの日足になります。1月19日の大陽線から2~3日、ファンドが新規買いしていましたが、その後の高値揉み合いでは、手仕舞い売りも出ていたように思います。そのため、一方向に動きにくいようです。ただし、その大陽線を下値サポートしていることを考慮すると、弱気はできません。
私が良くコメントしますNYプラチナとプラチナスポットとの関係性ですが、今現在ではNYプラチナが1~2ドル割高です。NYプラチナが割安の場合は、ファンドが売り叩いてきていると判断することができます。今は、割高で推移していますので、ファンドは買い目線であると、私は判断しております。ただし、ファンドが買っているので、手仕舞い売りも出やすいことは意識しておいた方が良いでしょう。
こちらは、大証白金の日足チャートになります。上段がボリンジャーバンド、下段が指数平滑移動平均線になります。相場は、どうやって流れに乗るかになります。そのためには、損切りも数多くします。しかし、相場の流れに乗れた時は、安値の買い玉だけは放置します。押し目を買いたい方は、上記のチャートをご参考にしてください。簡単にテクニカルの説明をしますと、ボリンジャーバンドは相場上昇時、σ=+1を押し目とします。σ=+2を上抜けると上昇が加速、σ=+3を上抜けると過熱(要注意)となります。指数平滑移動平均線の場合、押し目の時は5日・10日線を意識した方が良いでしょう。そこで買ってみるのをお勧めします。ただし、チャートがデットクロスした場合は、買いポジションを解消させなければいけません。それだけのリスクを取るからリターンが望めるということになります。是非ご参考にしてみてください。
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