FOMC後、もう少し波乱含みの展開か。17:47

昨日の欧州・米国市場を見ますと、前日のFOMCへの失望感はあまり見受けられませんでした。欧州株市場は、結局堅調に推移し、NYダウも0.02%安。その点、日経平均株価は、2.09%高であったため、もう少し戻しても良かったように思います。日経225は、もう一度下押しがあったとしても、買いで考えたいと思います。と言いますのも、海外勢のオプション取引ポジションを見る限り、26000円を弱気していませんでした。むしろ、昨日の日経225先物急落で、海外勢は大幅に買っていました。当然、まだ波乱含みの展開は続きますが、いずれ落ち着きを取り戻し、いずれ28000円も窺うことを予想しております。今すぐの話ではありませんが・・・。

 

 ちなみに、17:39時点で相場が軟調に推移しているのは、欧州株が急落スタートしたからだと思います。

【大証金】

 こちらのグラフは、NY金ETFの推移を表したものになります。今回のFOMCで、地味ながら影響を受けたのは、やはり金でした。ⅤIⅩ指数が低下したため、昨日のFOMCタカ派内容が重しになったようです。しかも、ここ2日間でファンドの手仕舞い売りが出ているように思います。ただし、NY金ETF残高は依然として1000トンを維持していることから、いずれ1830ドル以上に金価格が上がると予想しております。とはいえ、昨日のFOMCの内容が内容だけに、すぐに浮上するのは困難と考えております。下固めを確認して、買い拾ってみるのが良いでしょう。

【大証白金】

 上記のチャートは、NYプラチナの日足になります。1月19日の大陽線から2~3日、ファンドが新規買いしていましたが、その後の高値揉み合いでは、手仕舞い売りも出ていたように思います。そのため、一方向に動きにくいようです。ただし、その大陽線を下値サポートしていることを考慮すると、弱気はできません。

 私が良くコメントしますNYプラチナとプラチナスポットとの関係性ですが、今現在ではNYプラチナが1~2ドル割高です。NYプラチナが割安の場合は、ファンドが売り叩いてきていると判断することができます。今は、割高で推移していますので、ファンドは買い目線であると、私は判断しております。ただし、ファンドが買っているので、手仕舞い売りも出やすいことは意識しておいた方が良いでしょう。

           こちらは、大証白金の日足チャートになります。上段がボリンジャーバンド、下段が指数平滑移動平均線になります。相場は、どうやって流れに乗るかになります。そのためには、損切りも数多くします。しかし、相場の流れに乗れた時は、安値の買い玉だけは放置します。押し目を買いたい方は、上記のチャートをご参考にしてください。簡単にテクニカルの説明をしますと、ボリンジャーバンドは相場上昇時、σ=+1を押し目とします。σ=+2を上抜けると上昇が加速、σ=+3を上抜けると過熱(要注意)となります。指数平滑移動平均線の場合、押し目の時は5日・10日線を意識した方が良いでしょう。そこで買ってみるのをお勧めします。ただし、チャートがデットクロスした場合は、買いポジションを解消させなければいけません。それだけのリスクを取るからリターンが望めるということになります。是非ご参考にしてみてください。

今回の内容が参考になったという方は、無料会員登録お願いいたします。今後相場の動きがあった場合、会員サイトを起点としてコメントいたします。ただし、他ブログで既に会員登録している方は、ご遠慮いただく場合があります。ご了承ください。

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事