大証白金、来週の動きが重要。17:44

【大証白金】

 こちらのチャートは、プラチナスポット週足になります。来週、プラチナが堅調に推移すると、週足で2020年7月ぶりにゴールデンクロスします。下降相場の幕引きになります。そろそろ、英国ジョンソン・マッセイ社からプラチナレポートが公表されます。昨年のWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)レポートでは、2022年のプラチナ需給を20トン供給過多と予想していました。市場でも若干ニュアンスが変わってきておりますが、決定的な見通しが出ないため、なかなか市場参加者も動きにくいといったところでしょう。

 プラチナスポット価格よりも大証先物は40円~50円割安。大証白金当先のサヤも、それだけの逆ザヤになっております。金利分を考えても、大証白金期先は、世界で一番安い価格になっております。よって、買いスタンスを変えず、終値ベースで〇〇〇〇円を上抜けた場合は、買い増ししたいと思います。

【大証金】

 大証金は、本日6800円台で取引終了。会員サイトでは、下がる(押す)場面もあると思い、買い増しの見送りを提案しました。基本は買い方針です。以前のコメントでは、NY金1830~1850ドルは強気できないとお伝えしましたが、一昨日の米国金保有残高増加、NY市場におけるファンド買いが入っていると思われるため、今一度押し目を買い拾うのが良いと考えます。昨日も指摘したように、本日の米国CPI発表後のNY金の動向に注目したいと思います。

【私事の話】

 私の話になりますが、基本相場は決め打ちです。決め打ちしたポジションに利益が出た場合は、一回買い乗せ(買い増し)します。この買い乗せしたものについて、引かされた場合はロスカットをします。利益が出ている場合は、ほぼ放置です。いかに利益を伸ばすか、いかに損失を減らすかになります。例えば、今でも大証白金3400円台の買い玉を維持しております。大証金は、6600円円前半の買い玉を維持しています。なぜ利食いしないかと言いますと、この買い玉を利食いした場合、高値で買いにくくなり、挙句の果てに、値ごろ感で新規売りしてしまうからです。新規売りする根拠があれば良いのですが、値ごろ感は相場に通用しません。相場が反転したと思えば、全て決済するつもりで買い玉を維持しております。

 ただし、人それぞれ相場に対するスタイル、考え方があります。短期的な売買を好む方や、長期スタンスで持ち続ける方、そのスタイルが全てだと思いますが、もし万が一、そのスタイルで失敗した場合は、私へお問い合わせください。ファンダメンタルズだけでも駄目ですし、テクニカルだけでも騙される。ファンドのポジションと同じポジションを持つと足をすくわれるケースがあります。全てが大事になってきます。そこを攻略していきましょう。

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