昨日米国市場は、奴隷解放記念日の振替休日により休場。ただし、同日ラガルドECB総裁が、インフレを抑える上で、7月会合にて.金利を0.25%引き上げる予定、更に9月も再び主要金利を引き上げる予定とコメントしました。ただし、為替・金融商品に対する影響は限定的。つまり、市場は、既に織り込んでいると思われます。
政策金利引き上げ・QT(量的引き締め)=リセッション(景気後退)
本日は、大証白金についてコメントしたいと思います。お客様・会員様に関しましては、大証金・日経225の方針を会員サイトでご覧ください。
まず、こちらのチャートをご覧ください。
こちらは、大証白金の60分足になります。相場は、分足・時間足の組み合わせから日足、週足が成り立ちます。つまり、日足を語る前に、私は60分足を確認します。逆の発想もあります。日足、週足を見てから60分足を確認する場合があります。
ここ数日間を見ますと、各国中央銀行の利上げにより、リセッション懸念が強まり、上値の重い展開となっておりました。下値も切り上げていましたが、確実に4000円台では売り物が出ておりました。しかし、本日夜間取引で上値抵抗(レジスタンスライン)を上抜けてきました。
次に日足チャートです。
こちらでは、日足の習性を見ていきたいと思います。3本線は、指数平滑移動平均線であり、5日線(青色)、10日線(赤色)、25日線(黄土色)になります。見えにくいかもしれませんので、ご自身のチャートでご確認ください。①では、一旦高値を付けてから、25日線で踏ん張り、5日線が上向きになったことで、直近高値を更新しました。②もそうです。③は25日線で踏ん張れなかったものの、本日5日線が上向きになり、そこへロウソク足が乗ってきました。(分かりにくい表現で、すみません。)
ただし、あくまでも終値ベースであり、25日線が緩やかでも上向きにならないと、完全に高値更新するとは言い切れません。
※全て、私の見解であり、ご自身のご判断でお願いします。
最後に週足になります。
こちらは、週足になります。このことに関し、6月3日に詳しく掲載しました。是非、そちらをご確認ください。https://first-traders.com/metal/8803/
捕捉になりますが、2020年8月から11月まで上値の重い展開が続きましたが、同年11月20日週に上値抵抗を抜けたことで、それまで3000円だった価格が、4500円まで跳ね上がりました。今回もそうです。
今年2月から5月まで上値の重い展開となっておりましたが、6月3日週に大幅上昇したことで、下落しにくくなっております。6月3日に詳しく掲載しておりますので、これ以降は割愛します。
私は、以前から大証白金の買いを推奨しておりました。それは、今後の需給に期待が持てるからです。ただし、相場はファンダメンタルズが良好だけでは上昇しません。それに対し判断するのが、大口投機家です。大口投機家だけでは、相場が上昇し続けることはできません。それに対し、周りの環境が良好であることも重要です。
色々な要素が組み合わさることで、相場の方向性が決まると考えております。しかも、相場が上昇する場合、不安心理が長期間漂う方が、エネルギーが蓄積され、大相場を演じると思います。相場は、常識では測れないものが、上にも下にも存在します。そこを認識してトレードしていきたいと思います。
最後に、私の予想では、NYプラチナ960ドルを上抜けてくると、大口投機家の買戻し(ショートカバー)や、状況次第では新規買いも入る可能性があります。ちなみに、プラチナスポットと大証白金との価格差は、70円大証白金が割安になっております。
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