当面は、やや考え方を変えて、挑みたいと思います。18:00

 昨日のPCE(個人消費支出)デフレーターが、市場予想を下回ったっことで、FRBの金融引き締めがやや緩んだものの、景気減速懸念が警戒され、本日リスクオフの動きとなりました。

 本日は、米製造業購買部担当景気指数22時45分、ISM製造業景況指数23時に発表が予定され、市場予想を下回ると、もう一段リスクオフの動きもあり得ます。

7月4日は、米国独立記念日で休場。

 先月のFOMCで、年末までに残り1.75%利上げを示しました。今月を入れて、あと4回会合が行われます。既に市場の9割以上が、今月のFOMCで、0.75%利上げをすると予想しております。確かに現状であれば仕方がないことです。しかし、0.75%利上げした場合、来月以降の3会合で1%の利上げが予想されることになります。つまり、今月の会合が重要ということになります。むしろ、0.75%利上げした方が、相場はスッキリするかもしれません。

 ちなみに、予測インフレ率は低下しております。4月21日に3.02%まで上昇したインフレ率が、6月29日に2.36%まで低下しております。(先行インフレ率)この水準は、今年1月とほぼ同じです。果たして、0.75%利上げを実施しなければいけない状態なのでしょうか?

 そう考えても、市場の動向が一番重要になりますので、引き続き注視しながら、日々コメントを行っていきます。

【大証金】

 大証金ですが、本日売られすぎの状態でしたが、7800円を回復できなかったことから、当面は買いから売りに切り替えていこうと思います。ここ数日間は7800円~8000円と予想しておりましたが、恐らく7900円を上回ることは困難と予想しております。7850円以上は、売りで考えたいと思います。

【大証白金】

 大証白金も売られすぎの状態でしたが、ほぼ安値引けであったことから、当面は売りも意識しておく必要があります。6月28日に大証白金6月限が新補発会し、4月限から6月限に乗り換えが行われております。しかし、今回のように大幅安になりますと、買いポジション10(ポジションの割合を示しております)の場合は、決済することがやっとになります。恐らく10全てを6月限に乗り換えすることは困難でしょう。

売りポジション10の場合は、10全て6月限に乗り換え、尚且つそれ以上売った可能性があります。何を言いたいかと言いますと、それだけ売り手市場であったことになります。そのため、戻りが弱く、常に売られやすい状態であったことになります。

 今のプラチナは、投資需要より工業品需要の増加期待があります。今回のように、世界的な景気減速懸念は、プラチナにとって腰折れ的な材料になります。以前にも指摘したように、目に見えない需要減ということであり、下値を計算することはできません。まずは、下がらなくなることを確認する必要があります。

 本日の大証白金下落によって、ほとんどのテクニカル指標が売りに傾きました。唯一、オシレーター系の一部が、売られすぎを示しております。ただし、あくまでも売られすぎであるため、日柄・価格修正した場合は、再び売り物が出やすくなります。よって、今の価格水準を弱気するつもりはありませんが、当面は3900円~4000円は売りを意識しておく必要があります。仮に、本日3700円まで下落した場合は、3700円~3900円レンジ。早い段階で3800円を回復した場合は、3800円~4000円レンジをイメージしたいと思います。

【日経225】

 日経225は、本日26000円前半で新規買い、26000円割れはロスカットと会員サイトで提案しましたが、ロスカットがヒットしてしまいました。今回26000円を割り込んだことから、26500円~25500円レンジを意識しておきたいと思います。26500円以上があれば新規売りを仕掛けていきたいと思います。

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