大証金、大証白金は、短期戻り売りを意識。17:55

 本日の金融商品全般堅調な動きで推移していましたが、お昼ごろに安倍元首相の銃撃事件が報道され、一時的に円買い・株売りの動きが見られました。安倍元首相に関しましては、回復を祈っております。

 

 さて、本日21時30分に米雇用統計が予定されております。市場予想は、非農業部門雇用者数26.8万人増加(前回39万人増加)、平均時給前年同月比+5.0%(同+5.2%)となっております。そもそもFRBが利上げをする理由は、インフレ抑制によるもの。インフレが抑制される基準としては、平均時給が下がることが一つあります。そのため、今回のイベントでは市場予想より下回った方が、市場にとって安心感につながると考えております。

 

 とは言え、昨日もウォラーFRB理事が、7月0.75%利上げ、9月は恐らく0.5%利上げを支持するとタカ派発言しました。7月の0.75%利上げは、ほぼほぼ織り込まれてきており、それ以降の米国金融政策に焦点が集まりそうです。

【大証金】

 大証金ですが、未だ売られすぎの状態です。以前から指摘しているようにNY金市場から投資資金が流出している以上、NY金の上値は限定的と今でも考えております。私の予想では、1800ドルを上抜けることはできないと予想します。そのため、大証金が反発したからと言って、強気する相場ではありません。むしろ、売り場探しをした方が良いと考えます。上下のブレはあるものの、私は7550円~7750円レンジ予想します。

【大証白金】

 大証白金は、昨日指摘したように、本日惜しくも7月6日の大陰線を否定することができませんでした。短期チャートを見ましても、本日3750円以上は売り物が出やすい状態でした。(会員サイトでも指摘済み)あと1日~2日の動きが重要になります。その間、相場が下げ渋るなら短期チャートは、上向きになると思います。昨日も売り手市場であるため、売り方の気持ちになって考える必要があるとコメントしましたが、売り方が買い戻す場合、相場が下落している道中で行うことはありません。(利食いではなく買戻しのケース)相場が上がっているところで行うわけです。そう考えると、この大陰線の存在が大きいと思います。

 私自身、大証白金は買いポジションを維持しながら、売り場を探しております。買いはファンダメンタルズ(需給)を重視し、売りの意識はテクニカルと内部要因を重視したものです。今の大証白金相場は、ご存じのようにテクニカルと内部要因が悪化しております。これが改善されるには、日柄が必要と考えております。

【日経225】

 日経225は、25500円~26500円を意識しての売り方針としておりましたが、本日の会員サイトでもお伝えしましたが、短期チャートが上向きに変化したことから、売りポジション撤退を提案しました。以前にも指摘しましたが、日経225は、円安による輸出企業業績アップ期待と日銀の金融緩和政策維持が、下値をサポートすると考えております。既に、FRBの過度な利上げによるリセッション懸念は、ある程度相場に織り込まれてきていることもあり、今後は26000円~27000円をイメージしながら、引き続き逆張りで対処しようと思います。これからは、逆張りの買い主体で臨みます。

 

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