大証白金は、戻り売り方針継続。17:45

 明日21時30分に米CPIの発表があります。季節的要因の食品と戦争などによるエネルギーを除くコア指数の事前予想は、前年同月比6.5%上昇(前月結果6.3%上昇)、前月比0.5%上昇(同0.6%上昇)になります。昨年の10月からインフレが加速し始めたため、前年同月比は市場予想を下回る可能性があります。

 市場予想を下回った場合は、恐らく急ピッチな利上げが緩和すると予想され、ドル安・円高に振れる場面も考えられますが、ここ最近のFRB高官のタカ派発言にもあるように、インフレを抑え込むためには利上げ継続により、再びドル高・円安の流れが予想できます。

ただし、仮に私の予想通り、円安が進んだ場合、再び日本政府の円買い介入が導入される可能性も低くはありません。介入実施されれば、当面円安の流れは落ち着くことでしょう。その一方で、介入が実施されない場合は、150円まで円安が進むことも考えておきたいと思います。

【大証金】

 大証金は、戻り売り方針継続です。正直、相場の流れが変わったと判断しております。ただし、NY市場で1670ドルを維持しているのは、10月1日に投資資金が投入されたことによるものと考え、ここから簡単に崩れるとも思えません。そのため、会員サイトでも述べていますが、安値を売り叩く相場ではないと判断しております。

【大証白金】

 大証白金は、戻り売り方針継続です。大証金でもコメントしていますが、NYプラチナへ10月1日に投資資金が投入されたことにより、880ドルを維持していると判断しております。それに加え、円安が進んでいることが、大証白金4000円を底堅くさせているように思います。昨日のコメントでは、4000円割れは短期で売られすぎと指摘しましたが、現時点では売られすぎにはなりません。繰り返しの話にはなりますが、相場を上昇・下降する大きな理由は、需要になります。リーマンショック、フォルクスワーゲンショック、コロナショックは、全て需要を意識した動きです。今はショック安にはなりにくいと考えておりますが、世界各国の利上げが終了したわけではなく、これから欧米中央銀行のの更なる利上げが予想され、数字として景気後退懸念が浮上すると考えております。そいったネガティブ要素をNYプラチナが吸収し、相場が下げ渋りっを見せるようならば、その時から買い拾ってみるのが良いと考えます。今は、戻り売りの意識をもって対処したいと思います。(ただし、ここは勝負するところではないため、ロスカットをしても良い枚数で臨みましょう)

【日経225】

 日経225は、まだ戻り売り方針継続とします。ただし、安値を売り叩く相場ではありません。昨日の空売り比率は47.8%まで上昇しましたが、本日は44.7%に低下しております。恐らく、本日買戻しが入ったと思われます。ここから安くなると、恐らく投機筋の空売りが入りやすく、仮にまとまった株価の下落があった場合は、新規買いも視野に入れておくのが良いでしょう。

お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

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