今回の相場切り返しで、当面下げ渋り可能性も。13:27

昨日の米CPIの結果は、ご存じのように、コア指数で前月比0.6%上昇(市場予想0.5%上昇)、前年同月比6.6%上昇(同6.5%上昇)になりました。それぞれ市場予想を上回ったため、フェドウォッチによる1.00%利上げ確率が、顔を出しました。

しかし、英ポンド・ユーロが、対ドルで上昇したことから、ドルへの利食い売りにより、ドル安・米国債利回り低下が、市場にリスクオンが広がったようです。

大証金、大証白金ともに、ドル安=上昇要因、ドル高=下落要因なります。

13日にG7が終了し、更に円安が進むようなら、日本政府による円買い介入の可能性が出てきます。

【大証金】

 大証金は、想定内の戻りではあります。ただし、昨日米CPI発表後に7751円まで下落したのを考えると、再びジェットコースターの動きを演じております。ここまでの変動は、予想できませんでした。今後は、当面逆張りスタンスでトレードしていきたいと思います。昨日のNYダウ大幅切り返しにより、本日のNY市場も好感される可能性があります。そのため、もう少し買われる場面も想定しております。その反発場面では、今一度売りを考えたいと思います。既に新規売りした会員様に関しては、無理してポジションを増加させないでください。

 ここにきて、様々な思惑が交錯していることもあり、恐らくヘッジファンド自体もポジション取りにくい状態に陥っていると思います。そのため、投げ売り、買戻しが出やすく、相場のボラティリティーを大きくさせます。ただし、11月FOMCで、0.75%以上の利上げはほぼ確実視されていることもあり、米長期利回り上昇、ドル高の動きになれば、再度大証金は7700円台まで下落すると予想します。

【大証白金】

 大証白金は、正直想定外の動きとなりました。4050円あたりまでの反発は予想しておりましたが、本日それ以上に反発しております。短期的に買われすぎ状態ではありますが、1日~2日現水準を維持するようならば、直近高値を上抜ける可能性も否定できません。ただし、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円まで上昇したところでは、新規売りで対処したいと思います。

後付けになりますが、今回市場が米CPIを警戒していたことが、上昇要因と見ております。2日前に予想した相場動向と異なり、昨日はポンドが大幅上昇したことで、ドルが下落し、NYプラチナに買戻しが入ったようです。しかしながら、再三述べているように各国中央銀行の利上げ合戦が終了したわけではなく、その影響が数字として出ているわけでもないため、どこまでも上昇するとは思えません。とはいえ、4100円前後で推移している以上、高値更新は意識しておく必要があります。

【日経225】

 日経225は、昨日の下落は予想通りでした。しかし、本日の反発は、正直想定外です。私の考えでは、NYダウの安値引けをイメージしておりましたが、蓋を開けると大幅切り返しを演じました。再三述べていましたが、日経225の25000円台は買い拾うつもりでしたが、ここまで一気に切り返されると、正直買えません。しかも、短期的に27000円を回復するとは思っていなかったので、やりにくい相場になりました。

ただし、今回の相場切り返しで、日経225の安値を売り叩けないことは再確認しましたが、米国の大幅利上げが終了したわけではないため、内外株価指数の買戻しが終了後、上値も重くなると予想しております。当面は27500円~25500円の逆張りで対処していきたいと思います。

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