先週の米CPI発表後の金融商品大幅反発の影響で、本日も相場が堅調に推移したように思います。
ドル安・円安・ユーロ高・米長期国債利回り低下が、市場に安心感をもたらしているように思います。
本日のコメントでは、1998年のドル売り・円買い介入について、簡単に説明したいと思います。
その前に、大証金は逆張りスタンスで臨むのが良いと考えます。短期的な流れは、買い転換しましたが、〇〇〇〇円を上回ると買われすぎの領域に突入します。そう言った場面は、売りで対処するのが良いでしょう。
大証白金は、先週末にコメントしたように、高値を更新してきました。ここからがポイントになります。ここから上昇したところは、買われすぎの領域になります。相場は、強気に傾かないと下げにくいため、〇〇〇〇円へ上昇したところからは、売りで対処するのが良いでしょう。私自身、買いたい弱気です。この水準は、正直買いで考えず、新規売りを意識したいと思います。
日経225は、先週末の10月SQ値が26666円であったことから、その価格がポイントになります。その価格を下回るようならば、〇〇〇〇〇円前後まで下落すると予想します。いずれにしても、今は逆張りで対応するのが良いと考えます。
(17:20時点)
こちらのチャートは、ドル・円の月足になります。1998年の円安は、アジア通貨安・日本のデフレによる円売りが加速したようです。ドル上昇により、米国もドル高を懸念しておりました。そのため、同年6月17日に日米協調介入が実施されたわけです。
現在は、日米の金融政策が異なり、金利差拡大で円安が進み、米国はドル高を支持していることから、日米協調介入はないものと考えます。ただし、鈴木財務相は、(為替の過度な変動には断固たる措置を取るなど)引き続き同じ考えと発言していることで、再度単独介入をする可能性が出てきました。先月の介入額は2.8兆円規模であり、まだ介入する余力はあると考えております。9月22日は、145円後半で日本政府が円買い介入し、その水準から既に3円近く円安が進んでいることを考慮すると、早い段階で150円近辺まで円安が進めば、再び円買い介入してくると考えます。
先月日本政府がドル売り・円買い介入を2.8兆円規模実施したことで、ファンダメンタルズ少し変化したと考えております。当然、この円買いに対する反対売買が出てくるはずもなく、むしろ次に円買い介入した場合、ドル円は130円~140円まで下落する可能性があると考えます。
よって、冒頭で述べた通り、現時点で市場がリスクオンに傾き、ほとんどの銘柄が買われすぎの領域に突入し始めていることから、ここからの反発は警戒する必要があると判断しております。
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