東京トウモロコシは、テクニカルの買いに苦戦中。

 本日は、東京トウモロコシのコメントをいたします。東京トウモロコシは、ここにきて上げ幅を強めています。その理由としましては、中国の新農業政策の改正により、大連トウモロコシが買われております。しかも、中国投機筋が、大連トウモロコシに買が入っていることから、シカゴ市場にも資金が大量に流入しております。ちなみに、2月6日のシカゴコーンの取組は約137万枚、13日には約147万枚と10万枚近く増加しております。

 私の疑問は、中国投機筋が世界の価格を動かすことができるでしょうか。しかも、ゴムの場合は上海の在庫が多かったことから、価格を操作することはできましたが、トウモロコシの場合は市場の規模が違うため、買い上げるのは困難と考えております。ただし、売り方にとっては恐怖心があります。ましてや、ゴムを取引していた方にとっては・・・。

 さて、ここからどのように理解すべきかになります。中心限月5月限は3.8ドル台と水準を切り上げております。昨年は、米農家の作付面積下方修正の予想が出ておりましたが、比価2.95から2.75まで縮小したことを考えますと、米農家からしてみますとトウモロコシの作付意欲がわくと考えております。つまり、今の取組・価格では天候相場前に売り叩かれやすくなり、東京市場では明日3月限が新補発会することから、新補限月を売ってみるのが良いと考えております。当面は、〇〇〇〇〇円~〇〇〇〇〇円のレンジと予想し、売り対処していきます。

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