東京トウモロコシは、今週の動きと、来週の動きでは取り組み方が異なる。

コーン売りポジション

本日は、東京トウモロコシのコメントをいたします。私のお客様は、既に東京トウモロコシの売り玉は利食いました。

利食いした理由としましては、市場が弱気に傾いているからと考えます。上記の棒グラフを見て抱きますと、先週21日までの1週間、シカゴ市場における大口投機家(=ファンド)が新規売りをし、価格を安くしているのが理解できます。その理由としましては、世界的な供給過剰や、予想よりも需要が伸びていない事や、米国産地の降雨が4月からスタートします作付に対し土壌水分が適切であるという事。などなどです。

今週末は、米農務省から作付意向面積、四半期在庫の発表があります。作付意向面積の9000万エーカー(前年度比400万エーカー減)は既に織り込まれており、四半期在庫がポイントになることでしょう。

 いずれにしましても、今の価格帯では天候相場(上昇)期待はできないため、もう一段安いところはあると思いますが、3月31日前に更にファンドが売り叩くようならば、その買戻しで3.7~3.8ドルまで価格を戻す可能性もあります。ドル円が下を向いている以上、前回の高値は上抜けることはできず、再び売られることでしょう。

まとめますと、31日までに安値を売り叩くようならば、リバンド狙いの買い。31日以降ファンドの買戻しによりシカゴコーンが戻るようならば、再度売り狙いで考えていきます。

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