ここ3年間、コーン期末在庫、ファンドの動向の比較。

東京トウモロコシは、売り方針継続とします。上昇する要素がありません。

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上記のチャートは、シカゴコーン週足になります。2014年~207年の期間に、取組を組み合わせたものになります。ここで考えて頂きたいのは、果たして、今のシカゴコーンが4ドルを上抜ける相場になるかです。チャートを見る限り2015年・16年ともに440セント前後まで上昇しております。悪天候により生産高が減少するのではとの思惑から買われましたが、結局は豊作・大豊作となり、相場は高値から下落することになりました。そこには違いがありました。順を追ってコメントします。15年・16年、今現在の需給を分析していきましょう。15年の5月12日に新穀の需給見通しが出ました。細かいところは省略します。期末在庫が、17億Buとやや控えめな数字を米農務省が出てきたのに対し、高温の影響から期末在庫が減少するとの思惑により、シカゴコーンは上昇。16年は21億Bu以上の期末在庫を同省が予想し、洪水の影響から大幅に減少するとの思惑からシカゴコーンは上昇。ただ、この2年間のファンドの動向は異なるものがありました。15年の6月の上昇時の取組を見て下さい。価格が上昇しているにも拘らず、取組は減少しております。簡単に言いますと、15年のシカゴコーンの上昇はファンドの売り玉の買戻しによる上昇です。16年は、逆に相場が上昇しているのに対し、取組が増加しております。つまり、ファンドの新規買いによる上昇です。いずれもファンドが売り玉を踏んだらお終い、ファンドが買い切ったらお終いの相場になりました。

 

今年はどうでしょう。5月10日に発表されました新穀の期末在庫は、21億Buと昨年とほぼ同じ見通しです。昨年は作付が順調に進んでいましたので、今年は作付時期からハードルが高く、作付遅れ懸念が材料とされ買われたべ面もありました。しかも、ファンドは天候相場前から売り越しとなっており、5月23日時点で前週の売り越ポジションが、一気に30000枚減少しましたが、シカゴコーンは3.75ドル前後で推移しております。これは、なぜでしょう。恐らく、昨年の期末在庫23億Buが相場を押さえております。今年の生産に頼る必要がないからでしょう。そうしますと、今の価格は安くはありません。むしろ、4ドル超えるのは困難でしょう。考えられるのは、6月30日の作付推定面積が9000万エーカーからさらに減少するか、若しくは9月の需給報告で期末在庫が18億Buに下方修正されるかになります。おそらく、どちらも考えられないと私は思います。

よって、天候相場が不発の場合の値崩れを意識しながら、下げ渋っているところで売り仕込みと考えていきます。

 

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